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MOSの試験会場を選ぶ際のポイントと会場の雰囲気を紹介!

「MOS試験を受験したいけれど、会場をどうやって選べばいいのかわからない」
「そもそも会場って自分で選べるものなの?」といった不安を抱えている方は少なくないかと思います。

今回の記事ではそんな不安をお持ちの方のために、MOS試験会場の選び方や、実際の会場の雰囲気などについてお話いたします。MOS試験の受験を考えている方は是非参考にしてください。

MOSの試験会場を選ぶ方法

MOS試験会場選び方とは

本題に行く前に、まずはMOS試験の「全国一斉試験」と「随時試験」の違いに解説いたします。

MOS試験には全国一斉試験と随時試験がある

MOS試験は大きく、全国一斉試験と随時試験に分類可能です。どちらを選んでも試験内容や受験料、合格認定証の内容などは変わりませんが、実施日および実施会場が異なります。

MOS試験①全国一斉試験

全国一斉試験は、文字通り全国30程度の試験会場で一斉に(同一日に)開催される試験です。開催ペースはおおむね1ヶ月に1回程度で、試験会場はMOS主催側が指定します。
会場が複数ある都道府県もある一方で、1つもない都道府県もあります(その場合、他の都道府県で受験しなければなりません)。

MOS試験②随時試験

一方、随時試験は約1500の試験会場で必要に応じて開催される試験です。試験会場、及び受験日は参加者が自ら選べます。試験会場は民間のパソコン教室やICTテストセンターなどです。申込みはMOSの公式サイトから行います。

MOSの範囲をしっかりと抑えたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。

全国一斉試験のメリットとデメリット

全国一斉試験のメリットは、静かな環境で受験しやすいことです。随時試験の会場は営業中のパソコン教室であることが多く、試験中に教室の生徒と先生が会話していて集中力が途切れることもありますが、全国一斉試験は原則周囲の人間も全員受験者なので気が散りづらいです。

一方で、デメリットとしては試験日や受験会場を選べない事が挙げられます。上記の通り全国一斉試験の会場は全国に30程度しかなく、地方だと都道府県に1つもないことも珍しくありません。
また、試験開催日は原則日曜日であるため、日曜日が仕事の人なども参加は難しいでしょう。正直なところ、それほどメリットのある受験方法ではないため、基本的にはおすすめできません。

随時試験のメリットとデメリット

随時試験のメリットは、試験日や受験会場を参加者が自由に選べることです。随時試験の受験会場は1500以上あるため、自宅近くでの受験も比較的容易です。受験日も原則自由なので、会場の都合にもよりますが申し込んだ数日後に受験する、ということもできなくはありません。

デメリットとしては、パソコン教室で行われる試験の場合、その教室の生徒がウロウロしていたりして気が散りやすいことがあげられます。心配な場合は、事前にパソコン教室が空いている時間帯を確認しておいたほうがいいかもしれません。

MOSのもっと基本的なことについて知りたいという方は、こちらの記事も参考にしてください。

MOSとは?試験の概要から取得するメリットまで詳しく解説

MOSの試験会場を選ぶ際のポイントとは

MOSの試験会場を選ぶ際のポイントとは

上記の通り、MOS試験には全国一斉試験と随時試験がありますが、一体どちらを選べばいいのでしょうか。

基本的には自宅から近い場所を選べばOK

大原則として、MOS試験を受ける際には極力自宅(仕事帰りの場合は職場でも可)から近いところを選ぶようにしましょう。MOS試験のためだけに遠くまで行くのには時間もお金もかかりますし、体力も使うので万全な状態で試験に望みにくくなります。
つまり、よほどのことがない場合は試験会場が多くて自分で選べる随時試験を選んだほうがいいです。

ただし、地方だと随時試験会場すら県内に殆どないということもありえます。この場合は随時試験会場よりも全国一斉試験会場が近いということもあるかもしれませんが、それでも基本的には受験日を選べる随時試験の方をおすすめしています。

パソコン環境に注意

MOS試験のパソコン環境は以下のようになっています(MOS公式サイトより引用、Excel2019の場合)。

OSWindows 10 Pro、Windows 11 Pro
Office製品Microsoft Office Professional /Professional Plus 2019
日本語入力システムMicrosoft IME
キーボード106 / 109(JIS配列)
モニターサイズ17インチ以上
モニター解像度1280×1024以上
マウス光学式2ボタン以上

上記とは違う環境でパソコンを使っている場合、自分のパソコンと会場のパソコンの微妙な環境差に違和感を感じることがあるかもしれません。

特に注意すべき点は解像度です。解像度の大小が受験に影響あるの?と思われたかもしれませんが、モニター解像度が小さい場合と大きい場合では、WordやExcelのリボンのアイコン表示の細部が異なります。

例えば自宅のパソコンは1920×1080なのに、試験会場のモニターが1280×1024だった場合、その表示の違いに戸惑ってしまうこともあるかもしれません。
冷静になってみてみるとそれほど大きな違いはないのですが、試験という緊張した状態ではちょっとした差がパニックに結びついてしまうかもしれません。

随時試験を受ける場合は、念のため試験会場のパソコン教室に電話して、試験で使用するパソコンの解像度を訪ねておいたほうがいいでしょう。もしその解像度が自宅のパソコンと異なる場合は、自宅のパソコンの解像度を変えてみましょう。

MOSの具体的な勉強方法について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

MOSの勉強方法は? 合格するための学習方法や選び方について解説

MOS試験会場の雰囲気や受験者数

MOS試験会場の雰囲気や受験者数

MOS試験を受験するうえで、会場の雰囲気が気になる方は多いかと思います。ここでは実際の試験の雰囲気や受験者数についてお話いたします。

全国一斉試験の雰囲気と受験者数

全国一斉試験では複数の受験者が試験を受けることになりますが、受験者同士で関わることはほとんどありません。みんな試験内容に夢中ですし、他人を気にする必要も余裕もないでしょう。受験者数は会場によって大きく異なりますが、人口が多い都市部だとかなりの人数になることもあるようです。

随時試験の雰囲気と受験者数

随時試験は受験者があなた一人だけ、というケースが多々ありますが、一方でパソコン教室の生徒がいることがあります。気が散りやすい方は要注意かもしれません。

MOS試験会場についてよくある質問

MOS試験会場についてよくある質問

最後に、MOS試験会場に関する質問についてお答えいたします。

MOS随時試験会場に選ばれる施設はどんなところ?

MOS随時試験会場で最も多いのがパソコン教室です。具体的には

  • ハロー!パソコン教室
  • PCカレッジ
  • パソコン教室 わかるとできる
  • 資格アリーナ

などが該当します(すべての教室で試験が行われているわけではありません)。営業時間などは各施設までお問い合わせください。

随時試験の会場はどうやって選べばいい?

基本的には家から最もアクセスしやすい試験会場を選べばいいでしょう。ただし、自動車で行く場合は駐車場の確保を確実にする必要があります。
商業施設の中にある試験会場の場合、商業施設の駐車場が満杯で車を止められず遅刻、ということもありえます。公共交通機関で行ける施設がある場合は、なるべくそちらを選んだほうがいいでしょう。

どうしても試験会場に間に合わない場合はどうすれば良い?

遅刻した際の扱いは、試験会場によって異なります。いかなる理由があっても受験不可能としている会場もありますが、公共交通機関の遅延等のやむを得ない理由がある場合に限り受験可能としている会場もなくはありません。

MOS試験会場についてまとめ

MOS試験会場についてまとめ

MOS試験には全国一斉試験と随時試験があります。全国一斉試験では受験日や会場を選ぶことはできませんが、随時試験ならば受験日や会場も選択可能です。基本的には随時試験をおすすめします。