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MOS資格が役に立たないって本当?その理由や取得するメリットを解説

就職・転職活動で注目されているMOS資格ですが、「MOS資格を取得しても意味がない」という声を耳にすることも多いです。しかし、実際の価値・評価に関して詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?
この記事では、MOS資格が「役に立たない」といわれる理由、実際に役立つケースやメリット、MOS資格を取得するための効果的な勉強方法について解説します。

MOS資格とは?

MOS資格とは?

MOS資格とは、アメリカのMicrosoft社が認定した国際資格です。正式名称は「Microsoft Office Specialist」で、世界各国でMicrosoft製品の知識・操作スキルを証明できます。
MOS資格は1997年に「Microsoft Office User Specialist」という名称で誕生しました。当時はWordとExcelのみでしたが、現在はPowerPoint、Access、Outlookなど幅広い科目が追加されています。

MOS資格は「スペシャリスト」と「エキスパート」の2つのレベルがあり、難易度が高いのは「エキスパート」です。「スペシャリスト」は各ソフトの基本的な操作スキル、「エキスパート」はより高度な知識・技術が求められます(Word、Excelのみ)。

受験方法は、全国一斉試験と随時試験の2種類です。全国一斉試験は年3回、随時試験はほぼ毎日開催されています。随時試験はCBT方式を採用しているため、希望の日時を選択することも可能です。MOS資格受験の詳細はMOS公式サイトを参照してください。

MOS資格の試験内容や試験の流れを知りたい方は、以下の記事もおすすめです。

【2024】MOSとは?試験内容や試験の流れを徹底解説

MOS資格が「役に立たない」と言われる3つの理由

MOS資格が「役に立たない」と言われる3つの理由

ビジネスシーンにおいて必須のスキルであるWordやExcel。しかし、MOS資格は役に立たないといわれることも多いです。本項目では、MOS資格が役に立たないと言われる理由3点について解説します。

資格の難易度が低いため

MOS資格が「役に立たない」と言われる理由は、資格の難易度の低さです。MOSスペシャリストの平均合格率は80%、MOSエキスパートは70~60%で一般的な資格試験の合格率より高めです。合格率の高さ=難易度の低さが、他者との差別化が難しい要因の一つとなっています。

MOS資格の受験方法は一斉試験と随時試験の2種類あり、随時試験を選ぶとCBT方式で受験します。
通常、CBT方式の資格試験は全国にある会場で毎日開催されるため、不合格でも再チャレンジしやすいです。一般的な試験よりも受験回数が多いことが、資格の難易度を下げる要因になっています。

ちなみに、企業の採用担当者の中には、MOS資格を合格の必須条件とせず、実務経験やスキルを重視するケースも少なくありません。MOS資格を取得する場合、単に資格取得を目的とするのではなく、実務で役立つスキルを身につけることを心がけましょう。

受験料と費用対効果の問題

MOS資格が「役に立たない」と言われる理由は、受験料と費用対効果の問題も挙げられます。MOS資格の受験料は10,000円~12,000円程度で、他の資格よりも比較的高額です。例えば、WordとExcelの2つを受験すると、受験料だけで20,000円を超えてしまいます。

MOS資格が就職や転職に有利になるケースもありますが、「実務での貢献度と費用面が釣り合わない」という意見を耳にすることも少なくありません。MOS資格を取得する際には、あらかじめ自身の状況や目的をよく考え、費用対効果をしっかり検討しておきましょう。

実務的なスキルが身につかないケースがある

MOS資格が「役に立たない」と言われるのは、実務的なスキルが身につかないケースがあるためです。MOS資格は、Microsoft Officeの知識や操作に関する試験ですが、資格取得だけを目的にすると実務的なスキルが付きにくくなってしまいます。

例えば、過去問を中心に学習を進めると合格の確率はアップするものの、「現場ではあまりMOSの知識を活用できなかった」という状況に陥りがちです。
また、MOS資格取得者であっても「Excelで複雑な関数が使えない」「PowerPointで上手く資料をデザインできない」といったケースは、テキストによる学習に重点を置いたため実務的スキルが身についていないことを示してます。

つまり、過去問やテキストによる学習だけでは、専門知識やノウハウが不足しがちになるのです。実務的なスキルを身につけるためには、プロフェッショナルの指導の下、実際に手を動かしながら学習することを心がけてください。

MOS資格は役に立たないから履歴書に書くのは恥ずかしい?

MOS資格は役に立たないから履歴書に書くのは恥ずかしいの?

MOS資格は履歴書に書いても決して恥ずかしくありません。むしろ、希望する業種や状況によって役立つ場合が多く見られます。特に、事務職やIT関連職などでのパソコンスキルが必須の場合には、MOS資格を取得していると採用時に有利です。

しかし、パソコンスキルが必須でない職種の場合は役に立たないケースもあります。例えば、プログラミング関連の職種では、MOS資格はあまり評価されません。重要なのは、応募する職種や企業のニーズに合わせて取得することです。
MOS資格は世界共通のスキルですが、まずは希望する職種で必要か否かを確認しておきましょう。

MOS資格の一般的な評価に関しては、以下の記事も参考にしてください。

MOS資格は履歴書に書くと恥ずかしい?役に立たない?

MOS資格が役に立つケースとそのメリット

MOS資格が役に立つケースとそのメリット

それでは、MOS資格が役に立つケースとそのメリットについて解説します。

仕事に直結する実用性が高い

MOS資格は、仕事で役立つ実用性の高いスキルです。事務職ではWordやExcelを使った文書作成、表計算、プレゼンテーション作成など、営業職では資料作成や顧客データ分析、スケジュール管理などに活用できます。

近年、多くの企業はデジタル化推進の一環として、従業員のITスキル向上に力を入れはじめました。MOS資格はITリテラシーの証明にもなるため、今後はさらに幅広い業種のニーズが高まっていくと予想されます。

パソコンの基本操作習得に役立つ

MOS資格取得に向けた学習に取り組むと、パソコンの基本的な操作を習得できます。MOS資格の学習は、Wordの場合テキストの作成や編集、Excelでは表計算やグラフ作成などパソコンの基本操作に直結する内容です。

パソコンの基本的操作は、事務職をはじめとした多くの職種で必要とされるため、就職活動や転職活動でもメリットが大きいといえるでしょう。

就職・転職の際のアピールポイント

MOS資格は、就職・転職活動時のアピールポイントになります。特に、Word、Excelを使う事務系の職種は、MOS資格取得者に対する評価が高いです。営業職や企画職などの場合、スライドを使って視覚的にプレゼンテーションできるPowerPointが欠かせません。

MOS資格を持つことで、基本的なパソコン操作スキルがある程度確保されているとみなされます。即戦力として活躍が期待されるのはもちろん、向上心や自主性の証明にもつながるといえるでしょう。

国際資格としての価値

MOS資格はMicrosoft Office社が認定した国際資格で、世界100カ国以上で評価されています。就職・転職、データ入力など事務系の仕事で役立ち、特に、海外就職を目指す方にとっては大きなアドバンテージです。

MOS資格は、グローバルなビジネス環境で活躍したい人にとって、メリットが大きいといえるでしょう。

MOS資格の取得に向けた勉強方法

MOS資格の取得に向けた勉強方法

最後に、MOS資格取得に向けた勉強方法をご紹介します

独学

MOS資格は、独学でも取得可能です。一般的には、書店で販売されているMOS対策の書籍、参考書・問題集を利用し、スケジュールを立てて学習します。効率的に学習するためにも、自分のスキル・レベルに合ったテキストを選びましょう。
視覚的に学べるDVD付きのテキストもおすすめです。自己管理できるか否かが独学で合格するカギといえます。途中で挫折するケースも多いので、学習は計画的に進めましょう。

スクールに通う

MOS資格取得には、スクールを利用する方法もあります。スクールの魅力は、体系的なカリキュラムで学べること、経験豊富な講師による指導を受けられることです。
ただし、他の学習方法より高額なケースが多いため、費用対効果を考えたうえで利用を決定しましょう。スクールを利用しても、独学同様に予習・復習を怠らず、自ら学ぶ姿勢を持ち続けることが大切です。

オンライン講座を利用する

MOS資格取得に向けた効果的な勉強方法は、オンライン講座の利用です。MOS資格取得の勉強方法は独学、スクールが一般的ですが、近頃はパソコンとインターネット環境があればどこでも学習できるオンライン講座が人気です。
多忙な方や現在の生活スタイルを維持したい方にもおすすめの学習方法といえるでしょう。

AI研究所の「MOS対策短期集中講座」は、初心者でもわずか2日間で実務に役立つスキルを習得できます。
実践的な学習方法を採用し、確実にステップアップできるカリキュラムが特徴です。分かりやすく親切な講師の指導が口コミでも評判となっています。

MOS対策短期集中講座

まとめ

まとめ

MOS資格は世界的に認められた国際資格で、事務系の職種ではニーズが高いことが分かりました。MOS資格取得の際には、自分の目的と希望に合った学習方法を選ぶことが大切です。

MOS対策短期集中講座は、わずか2日間で実務レベルのスキルを習得できます。初心者でも確実にステップアップできるカリキュラムなので、事務系の職種に就職・転職を考えている方は、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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