facebook

MOSエキスパートとは?難易度や受験方法、取得のメリットを紹介

MOSエキスパートは、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスソフトの高度なスキルを証明する資格です。しかし中には、「MOSエキスパートについて良く知らない」「取得したいけれど難しいのでは?」という方もいるのではないでしょうか?

そこで本記事では、MOSエキスパートの概要やMOSエキスパートとMOSスペシャリストの違い、難易度、受験方法について詳しく解説します

MOSエキスパートは、仕事のパフォーマンス向上・キャリアアップにもつながります。「パソコンをもっと効率的に操作したい」「世界で通用するオフィス系資格を取得したい」という方もぜひ参考にしてください。

MOSエキスパートとは

MOSエキスパートとは

MOSエキスパートは、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィスの高度なスキルを証明する資格です。

アメリカのマイクロソフト社が認定している民間資格で、日本ではオデッセイコミュニケーションズが運営・実施しています。正式名称は「Microsoft Office Specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」です。

MOSエキスパートとMOSスペシャリストの違い

MOSエキスパートとMOSスペシャリストの違いはレベルです。MOSにはスペシャリストとエキスパートの2つのレベルがあり、スペシャリストは一般レベル、エキスパートは上級レベルに区分されています。

MOSスペシャリスト

スペシャリストは、Word、Excel、PowerPointなど、各マイクロオフィス製品の基本的な操作スキルを証明します。試験では基礎的な内容を問われるため、パソコン初心者でもスムーズに学習が進みます。

MOSエキスパート

一方、エキスパートは、クエリを使ったリスト作成、関数を使ったデータ検索など高度な作業に焦点を当てた資格です。エキスパートは、データ処理・分析を主とするビジネスアナリストやデータサイエンティストにも適しています。

MOSエキスパートで学ぶ高度な機能

MOSエキスパートは、MOSスペシャリストよりも高度な機能を学びます。MOSエキスパートで学習する主な機能は以下の通りです。

  • Word:段落レイアウトのオプション設定、管理するマクロの作成、ユーザー設定のデザイン要素作成など
  • Excel:関数を使った論理演算、数式のトラブルシューティング実施、高度な機能を使用したグラフ作成など
  • Access:データベースの構造変更、テーブルのリレーションシップとキーの管理、クエリの作成・実行など

MOSエキスパートが対応するソフトウェアはWord、Excel、Accessのみです。PowerPoint、Outlookは対応していないので注意しておきましょう。

MOSエキスパートの難易度と受験方法

MOSエキスパートの難易度と受験方法

ここでは、MOSエキスパートの難易度と受験方法について解説します。

MOSエキスパート試験の難易度

MOSエキスパート資格の難易度は、一般的に中級レベルと位置づけられています

合格率は約60%と決して高くはありませんが、試験回数が多いため独学でも合格しやすい資格といわれています。ちなみに、MOSスペシャリストの合格率は約80%で、難易度は初級レベルです。

MOS資格の難易度については、以下の記事も参考になります。

MOSの難易度は高い?目安や難易度を攻略するコツ

MOSエキスパートの受験方法

MOSの受験方法には、「全国一斉試験」と「随時試験」の2つがあります。どちらの方法も受験料や試験内容、合格認定証は同じです。

全国一斉試験の概要

  • 毎月1回~2回試験が実施される
  • 全国の試験会場から選択可能
  • 試験日の1ヶ月~1ヶ月半前から申し込み開始
  • インターネット申込(クレジットカード)

随時試験の概要

  • ほぼ毎日開催
  • 全国約1500の試験会場から選択可能
  • 試験会場で直接申し込む

試験当日必要なものは、受験者ID・パスワード・受験票・写真付き身分証明書(学割の場合は学生証)です。携帯電話やメモ用具などの持ち込みは禁止されています。

どちらの方法でも、申し込み後の変更や受験料の返金はできません。また、特に受験資格はなく誰でも受験できますが、未成年者は保護者の同意が必要です

再受験に関するルールもあり、同じ科目を受験する場合は一定期間待機しなければいけません。ルールに違反すると、資格の取り消しやMicrosoft認定を永久に失う可能性があります。

MOSエキスパートを取得するメリット

MOSエキスパートを取得するメリット

それでは、MOSエキスパートを取得するメリットについて解説します。

就職・転職に有利

MOSエキスパートを取得するメリットは就職・転職に有利なことです。MOSエキスパートを取得することで、就職や転職活動において高度なパソコンスキルをアピールできます

例えば、営業職では顧客への提案書作成、事務職では資料作成やデータ分析などの業務があり、これらをスムーズに行える能力があるとみなされるため、採用の可能性が高まります。

MOSエキスパートの取得者は、即戦力として期待できるのはもちろん、採用後の教育や研修にかかる時間を短縮できるなど、企業にとってのメリットも多いです。

転職でMOS資格を取得するメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。

【2024】転職に有利なMOSを取得するメリット!取得する手段も紹介

デジタルスキルの向上

MOSエキスパートを取得するメリットは、デジタルスキルの向上です

MOSエキスパートを取得すると、Word、Excel、PowerPointなどの高度な機能を使いこなせるため、段落レイアウトのオプション設定、データ分析、データベースの構造変更などにも対応できます。

例えば、Wordで複雑なレイアウトの文書を作成したり、Excelで高度なデータ分析を行い分かりやすくグラフに表したり、またはPowerPointで説得力のあるプレゼンテーション資料が作成できたりなど幅広い業務に役立ちます。

デジタルスキルは現代社会において欠かせないスキルで、今後ますます重要性を増していくでしょう。MOSエキスパートは自分自身のデジタルスキルを証明し、将来の可能性を広げる有用なスキルの一つです。

仕事の効率化

MOSエキスパートを取得するメリットには、仕事の効率化も挙げられます。

例えば、Word、Excel、PowerPointなどのマイクロソフトオフィス製品をマスターすることで、資料作成、データ分析、プレゼンテーションなどの業務効率がアップします。MOSエキスパートは国際的に認められる資格なので、「グローバルなキャリアを築きたい」という方にもおすすめです。

キャリアアップへの促進

MOSエキスパートを取得するメリットは、キャリアアップへの促進です

MOSエキスパートのWord、Excel、PowerPointのスキルは、事務系職種だけでなく、営業職、技術職、クリエイティブ職など、幅広い職種でのキャリアアップが望めます。

例えば、営業職・クリエイティブ職では、プレゼンテーション資料のデザイン性を高めてクライアントの評価を獲得する、技術職では、PowerPointを駆使してマニュアル作成やデータ分析、資料作成などを効率的に進めてプロジェクトを成功に導くなどです。

このように、MOSエキスパートは、幅広い職種でのキャリアアップを促進します。学習には約100時間の勉強時間が必要ですが、その努力は将来への大きな投資となることでしょう。

MOSエキスパートまとめ

まとめ

Word、Excel、PowerPointのスキルを証明するMOSエキスパート資格は、事務系だけでなく、営業職、技術職、クリエイティブ職など、幅広い職種で活用されています。

「MOSエキスパートを効率的に取得したい」という方は、初心者でも2日間で合格を目指せる「MOS対策短期集中講座」がおすすめです。受講形式は会場受講とライブウェビナーの2種類で、希望に合わせて自由に選べるシステムとなっています。

MOS対策短期集中講座の詳細はこちら