様々な分野にAIが導入されるようになり、「ディープラーニング」という言葉も決して珍しい言葉ではなくなってきています。
そんなディープラーニングについて学べる講座は、近年非常に増えてきています。
そのため、「ディープラーニングは学習したいけど、どの講座を選んだらいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、データサイエンスの知識を学習できるおすすめ講座を4選ほど紹介します。
システムやメリット・デメリットなど徹底比較しますので、最後まで読むことで自分の学習目的や学習レベルに合ったディープラーニング講座を見つけていただけるはずです。
ディープラーニングとは
最近「ディープラーニング」という言葉を耳にされることが多くなったのではないでしょうか。
ここでは、ディープラーニングについて詳しく解説します。
ディープラーニングは深層学習ともいわれ、機械学習の一種です。
大量のデータから自動で必要となるデータを抽出し、自ら学習していくAI技術でもあります。
ディープラーニングは、大きく分けて「入力層」「隠れ層」「出力層」の3層のニューラルネットワークによって構成されています。
隠れ層は一つだけではなく複数の層から形成されるのが一般的です。
また、それぞれの層のつながりは、情報の重要性によって強まったり弱まりしながら、学習の精度を自動でアップさせます。
ディープラーニングの国家資格はありませんが、日本ディプラーニング協会による「E資格」と「G資格」があり、ディープラーニングのスキル定着度の一定の指針にはなっています。
同資格を取得するためには、指定の講座を2年以内に履修する必要があります。
比較ポイント
ディープラーニングの講座は、様々なものが存在します。
PythonやAIの前提知識が必要となるものの短期間で修了できる講座。
長期間ではあるもののAIの基礎からじっくり学習できるものもあります。
ここでは、そんなセミナーを講座を選ぶための4つのポイントを紹介します。
- 特徴
- 価格
- サポート
- 目的
特徴:資格取得できるか?
ディープラーニングを学習した証明は、社内での給与アップや転職の際に非常に効果的になります。
その中でも特におすすめなのが日本ディープラーニング協会のE資格です。
E資格を取得するためには、指定の講座で講義を受ける必要があります。
そのため、講座を選ぶ際には、講義修了後にE資格を受験できるかチェックしみてください。
また、講義によってはE資格試験対策を設けていることもあります。
「対象講座」「試験対策の有無」をチェックすることでスムーズにE資格を取得することが可能です。
価格:学習目的に合った金額か?
ディープラーニングの講座の費用は、講座によって大きく異なります。
無料のセミナーから数十万円のものもありますが、価格が学習目的に合った金額かチェックしてみてください。
サポート体制が充実している講座は、高額になる傾向にあります。
ただ、サポート体制が充実していると、学習モチベーションを保れたりスキルの定着速度が速かったりするようです。
サポート:サポート体制は充実しているか?
ディープラーニング講座は大きく分けて2種類存在します。
- 対面講座
- オンライン講座
それぞれの講座に必要となるサポート内容が異なりますので、詳しく解説します。
対面講座
目の前で講師が指導してくれるので、疑問を直ぐに解決することができます。
すぐに質問できるという点で、初心者におすすめの講座です。
対面講座の場合、講義外でのサポートが重要となります。
就職支援サポートや添削サポートなどが充実している講座がおすすめです。
オンライン講座
対面講座と比較すると、講師が目の前にいないというデメリットがあります。
それを補うためにチャットで質問できるシステムや個別面談サポートシステムを導入している講座を選ぶようにしましょう。
目的:自分の学習目的に合っているか?
ディープラーニング講座を選ぶ上で、自分の学習目的に合っているかという確認は非常に重要です。
初心者向けか上級者向けかというような学習レベルの設定も異なってきます。
また、就職支援サポートが必要かというようなサポート体制のチェックポイントも変わってきます。
学習目的などがクリアになっていない場合、スクールの無料カウンセリングを受けてみてください。
キャリアアドバイザーなどが的確な学習目的を提案してくれます。
おすすめディープラーニング講座ランキング
ディープラーニング講義は、「学習レベル」や「学習目的」により、受けるべき講座が大きくことなります。
ここでは、おすすめのディープラーニング講座4校を徹底的に解説します。
「価格」「受講形式」「開催場所」「講義時間」などを一覧表にまとめましたので、講義選びの際に参考にしてください。
セミナー名 | 社名 | リンク | 価格 | 特徴・ポイント | 受講形式 | 主な開催場所 | 講座時間・回数 | 教材・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AIエンジニア育成講座 | ProSkill | https://ai-kenkyujo.com/course-engineer/ | 78,000円(税込) | AIに関する基礎から実務レベルまで学習することが可能。同じ内容をオンラインでも受講できる。 | 会場受講/オンライン | 東京(オンラインも可) | 3日間 | オリジナル教材 |
ディープラーニングハンズオンコース | キカガク | https://www.kikagaku.ai/learning/courses/detail/dlhandson2/ | 70,000円(税込) | ディープランニングの基礎からE資格取得レベルまでスキルを身に着けられる講義。 | オンライン | オンライン | 18時間 | オリジナル教材 |
ビジネス向けAI完全攻略セミナー | ProSkill | https://ai-kenkyujo.com/ai-business/ | 41,800円(税込)~ | より実践向けとなったセミナー。ディープランニングの基礎だけでなく、AIを活用したディープランニングの応用問題にも挑戦。 | 会場受講/オンライン | 東京(オンラインも可) | 1日間 | オリジナル教材 |
ディープラーニング講座 | AIジョブカレ | https://www.aijobcolle.com/dl/ | 123,024円(税込) | 日本ディープラーニング協会認定講座。修了後、E資格の取得も可能。 | オンライン | オンライン | 5か月前後 | オリジナル教材 |
1位:AIエンジニア育成講座/ProSkill
ディープランニングだけでなく、AIエンジニアとして活躍するためのスキルを身に着けられるのがProSkillのAIエンジニア育成講座です。
3日間の短期間の講習ですが、基礎から実務レベルまで幅広く学習することができます。
講義はディープランニングについて学べるだけでなく、実際にAIプログラムの実装も行います。
手を動かして学習するため、スキルが身に付きやすい点もおすすめポイントです。
対面講義だけではなく、オンライン講義、アーカイブ講義など講義スタイルのバリエーションが豊かな点も本講座の魅力です。
自分のライフスタイルにあわせて無理なく学習することができます。
2位:ディープラーニングハンズオンコース/キカガク
短期間でディープランニングについて学びたい人におすすめなのが、キカガクのディープランニングハンズオンコースです。
ディープランニングの基礎からスタートし、修了時には「E資格」取得レベルのスキルを身に着けることができます。
ディープランニングの基礎から学習することができますが、Pythonの基礎知識、NumPy、Pandas、Matplotlibの基本的な使い方は事前知識として必要になります。
3位:ビジネス向けAI完全攻略セミナー/ProSkill
より実践的な内容を扱うのがProSkillのビジネス向けAI完全攻略セミナーです。
講義ではなくセミナーであるため、1日という短期間ですが、ディープランニングの基礎だけではなく応用も扱います。
講義修了後は、自由にAIプロジェクトを進められるようになる心強いセミナーです。
会場で受講する場合、当日使用するパソコンなどは全て貸し出してもらえるので、筆記用具だけで気軽に参加することができます。
4位:ディープランニング講座/AIジョブカレ
ディープランニングに関する資格を取得できることからおすすめなのが、AIジョブカレのディープランニング講座です。
日本ディープラーニング協会の公認講座のため、講座を終了し試験に合格するとE資格を取得することができます。
学習した内容を資格という形で証明できる点で非常におすすめです。
既に録画している講座を視聴する形で学習を進めるスタイルになるため、受講期間はハッキリと定められていません。
ただ、1か月30時間学習し、5か月が修了目安とされています。
ディープラーニング講座選びの注意点
ディープラーニングには様々な種類の講座が存在します。
そのため、講座選びで失敗しないための注意するべき2つのポイントを解説します。
- 学習レベルは合っているか?
- 講義スタイルはライフスタイルに合っているか?
学習レベルは合っているか?
ディープラーニングを学習する上で、Pythonの知識は必要不可欠です。
短期間で修了する講義の場合、Pythonの知識が前提となっている場合もありますので、注意が必要です。
Pythonの知識がない方はディープラーニング入門講座を選を選ぶと、Pythonの基礎も触れてもらえるのでおすすめになります。
また、数学の知識も最低限必要です。
線形代数、微分積分、統計などの知識が求められるため、やはり数学の知識がない場合は入門講座を選ぶ方がいいかもしれません。
講義スタイルはライフスタイルに合っているか?
講義スタイルが自分のライフスタイルに合っているかという点も非常に重要なポイントになります。
特に基礎から学習する場合、学習期間が数か月にわたる場合もあるからです。
たとえば、対面講義の場合は気軽に質問ができるなどの魅力がありますが、スクールの場所が限定されてしまうというデメリットもあります。
時間も決められているため、仕事の都合で講義をたびたび欠席しなければいけなくなってしまう可能性も。
無理なく学習を続けられる講義スタイルを選ぶようにしましょう。
ディープラーニング講座のメリット・デメリット
AI技術において欠かすことができない技術であるディープラーニング。
ディープラーニングの知識の有無で転職結果も大きく異なります。
ただ、注目されている技術であるため、関連書籍も多数発売されており、独学も全く不可能ではありません。
そこで、ディープラーニングを講座で学ぶメリットとデメリットをご紹介します。
メリット
まず、ディープ井ラーニングを講座で学ぶメリットを2点ご紹介します。
- 学習スピードが速い
- 資格取得という目標が明確
学習スピードが速い
ディープラーニングを独学で学習する場合、書籍で学習することになります。
書籍の場合、前提となる学術的知識から紹介されていることが多いため、学習がなかなか進まないのが特徴です。
特にディープラーニング初心者の場合、早々に挫折してしまう可能性も少なくありません。
資格取得という目標が明確
ディープラーニングの場合、「E資格」や「G検定」の取得という目標が分かりやすい点もメリットです。
試験は年に2回、2月中旬と8月下旬に行われます。
この試験に向けて学習すると、モチベーションを保ちながら学習することが可能です。
デメリット
続いてディープラーニング講座のデメリットをご紹介します。
解決策なども併せてご紹介しますので、安心してください。
- 前提知識が必要となる
- 受講費が高額になることも
前提知識が必要となる
ディープラーニング講座の多くは、前提知識が必要という点は、デメリットでもあります。
プログラミングの知識ではPython、数学の知識では線形代数などが最低限必要となることが多いです。
前提知識が存在しない場合、カリキュラムにプログラミングの基礎や数学の基礎についても含まれているものを選びましょう。
受講費が高額になることも
ディープラーニング講座は、独学の場合と比較すると、講義代などが高額になる傾向にあります。
基礎となる部分は独学で学習したり、無料講座を利用するのがおすすめです。
基礎部分学習後にセミナータイプの講義に参加するなど工夫することで、効率的に学習することもできます。
ディープランニング講座の会社別口コミ
ここではディープラーニング講座を実際に受講した受講生さんの声をまとめました。
おすすめ講座で紹介したスクールの口コミをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ProSkillの口コミ
プログラミングの仕組みから楽しさ、難しさ、AIエンジニアに関して今後知っておくべき知識など、多くのことを学ぶことができました。
テキストも丁寧に解説が書いてあるので、後から復習する際にも助かります。
引用元:ProSkill お客様の声
かつ、適度に既製品を使って作成するため、プログラミングの専門知識がなくても、AIの作成プロセスが仮想体験できるセミナーでした。
引用元:ProSkill お客様の声
知識がまったくゼロの状態から、AIの基本的な仕組みの理解とDeepLearningによる画像認識AIの作成までできて驚いています。
非常に効率的でわかりやすい説明に感謝しています。
引用元:ProSkill お客様の声
キカガクの口コミ
引用元:キカガク 受講生の声
AIジョブカレの口コミ
また、第一期ということだったので、段取り部分で授業がまごつくのかなと思ったのですが、そんなことも全然なく授業進行に慣れた先生で非常に安心しました
引用元:機械学習講座 卒業生の声
先生の話す内容に関しては実務的な視点も多分にあり非常に良かったです。
楽しそうに話される様子も良かったです。
先生のファンになりました。ここにこのスクールの価値があると感じました。
引用元:機械学習講座 卒業生の声
まとめ:学習目標とレベルに合った講座選びが大切
AI技術の要ともいわれているディープラーニング。
今回は、ディープラーニングのスキルを身に着けられるおすすめのディープラーニング講座を4講座ほどご紹介しました。
おすすめの講座だけでなく、下記の4点も紹介しています。
- ディープラーニング講座の選び方
- ディープラーニング講座選びの注意点
- ディープラーニング講座のメリット・デメリット
- ディープラーニング講座の口コミ
特にリアルな声が集まっている、口コミを参考にして、自分の学習目的にあったディープラーニング講座を選んでください。