コピーライターを目指す場合の勉強方法の1つとして、コピーライター講座の利用があります。
この記事では、コピーライター講座の比較を行いながら、コピーライターに必要なスキルや講座のメリット・デメリットなどを詳しく解説します。
コピーライターに必要なスキルとは
コピーライターとして活動するためには、さまざまなスキルが必要です。
まずは主に求められるスキルを紹介します。
発想力
コピーライターは、見た人の印象にしっかり残るような文章を書かなければいけません。
そのためには、人の心をつかむような文章を思いつく発想力が必要です。
文章力
短い文章の中にクライアントが伝えたいことを込め、かつ見た人に印象付けられるようなキャッチーさも加える必要があります。
そのため、クライアントのニーズや自分のひらめきなどを文章で表現するスキルも求められます。
コミュニケーションスキル
クライアントが満足できるようなコピーを作成するためには、クライアントがそのコピーで何を伝えたいのか、どのようなターゲット層にコピーを見てもらいたいのかなど、細かなニーズを聞き取り把握する必要があります。
クライアントのニーズを的確にくみ取るためには、コミュニケーションスキルが欠かせません。
ITスキル
コピー作成を含めたライター業は、パソコンなど電子媒体を操作する機会も頻繁にあります。
そのため、基本的なITスキルは身に付けておくべきでしょう。
コピーライターの講座を徹底比較
ここからはコピーライターの講座をピックアップし、価格や特徴、受講方法を中心に比較していきます。
おすすめできるポイントや、留意しておくべきポイントなども交えつつ紹介します。
| セミナー名 | 社名 | 価格 | 特徴・ポイント | 受講形式 | 開催場所 | 講座時間・回数 | 教材・テキスト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コピーライター養成講座 |  宣伝会議 | 187,000円 | 広告会社が実際に使っているノウハウなど、生きたスキルを学べることが魅力の1つ。 大手広告会社で働くコピーライターなど、講師陣が充実していることも特徴的。 | 対面・オンライン | 対面・オンライン | – | 提供あり |
| コピーライティングコース |  SHElikes | 入会金162,800円 月額 13,567円 | 1つの講座を選択するタイプではなく、料金を払えば複数の講座を受講できるという形が大きな特徴。 | オンライン | オンライン | – | 提供あり |
| コピーライティング集中講座 |  株式会社ウゴカス | 165,000円 | 実際に広告業界で活躍している企業の代表取締役が講師を努めており、現在第一線で活動しているコピーライターに教えてもらえることが魅力。 | 対面・オンライン | 対面・オンライン | 5日間 | 提供あり |
| コピーライティングの実践講座 |  日経BP | 36,000円 | 1日かからない講座なので、ポイントを短期で学びたい場合、費用を手頃に抑えたい場合にマッチします。 | 対面 | 対面 | 4時間 | 提供あり |
宣伝会議
1957年に開校した歴史あるコピーライター養成講座です。
広告会社が実際に使っているノウハウなど、生きたスキルを学べることが魅力の1つ。
受講方法はオンラインと対面スタイルがミックスされています。
受講料は170,000円（税込187,000円）です。
これまで5万人以上の卒業生を輩出し、卒業生の中にはプロのコピーライターとして賞を受賞した人も多数います。
また、大手広告会社で働くコピーライターなど、講師陣が充実していることも特徴的。
費用は他の講座と比較して安いわけではありませんが、内容や講座の実績も含めて考えるとコスパが良いと言えそうです。
SHElikes
女性向けに特化したキャリアスクールのコピーライティングコースです。
受講方法は動画を利用するオンラインスタイル。受講料は入会金が162,800円（税込）、月額が13,567円（税込）です。
こちらは1つの講座を選択するタイプではなく、料金を払えば複数の講座を受講できるという形が大きな特徴。
コピーライティング以外にもIT系で学びたい分野があるという人にはお得と言えそうです。
反対に、コピーライティングを集中的に学びたいという人には少し物足りない可能性も。
株式会社ウゴカス
広告制作を行う企業で実施しているコピーライティング集中講座です。
受講方法はオンラインと対面の2種類があります。受講料は150,000円（税込165,000円）です。
実際に広告業界で活躍している企業の代表取締役が講師を努めています。
現在第一線で活動しているコピーライターに教えてもらえることが魅力。
また、価格も手頃感があります。
ただし、こちらの講座は開催期間と定員が決まっているため、いつでも申し込みができるものではありません。
日経BP
半日のみで行われるコピーライティングの実践講座です。
受講方法は対面で、会場が設定されています。
受講料は36,000円（税込）です。なお、2人以上で申し込む場合、2人目以降の受講料は30,000円（税込）と割引が適用されます。
1日かからない講座なので、ポイントを短期で学びたい場合、費用を手頃に抑えたい場合にマッチします。
ただし、開催日時や定員が決まっているため、受講のタイミングは合わせる必要があります。
また、対面のみなので現地まで足を運べる人が対象になるでしょう。
コピーライターの講座選びの注意点
コピーライターの講座選びで注意したいのは、内容をよく吟味することです。
例えば講座を検討するときには、受講料に目がいきがちですが、費用面だけを重視して決めることがないよう気を付けましょう。
料金が満足できるレベルだったとしても、内容が安かろう悪かろうであれば結果的にコピーライターに必要なスキルを身に付けきれないかもしれません。
講座内容は自分が求めるものか、必要なスキルを学べるかなどは必ず確認が必要です。
計画的に勉強を進められるか考えるため、受講期間もチェックしたいところ。
また、受講者へのフォロー体制などにも注目してください。
受講者がより学びやすい、講座を継続しやすいようなフォローが充実していれば安心です。
コピーライター講座のメリット・デメリット
コピーライターを目指す人に有効なコピーライター講座ですが、メリット・デメリットの両方があることは理解しておきましょう。
具体的には次のようなことが考えられます。
メリット
コピーライター講座を利用することで、コピーライターに必要なスキルを効率的に学べる点は大きなメリットです。
勉強を始めるときに、「何からすればいいのか」「どうやって勉強を進めていけばいいのか」と悩むことがありません。
本やネットなどを使って独学でスキルを身に付けていく方法もありますが、勉強の計画を自分で立てなければいけないので、どのようなステップで進めれば効率的な学びが可能か判断するのは難しいでしょう。
講座はこうしたスキルを受講者がしっかり身に付けられるようカリキュラムに沿って構築されているため、自分で学習計画を立てる必要がありません。
手間をかけず勉強に集中できる、これが強みの1つです。
また、わからないことが発生したときに解決しやすいのもコピーライター講座のメリット。
独学の場合、周りに疑問点をすぐ尋ねられる人がいないため解決まで時間がかかります。
その点、講座は受講者の質問に答える体制などを用意している場合が多いので、わからないことをすぐ解決しスムーズに学びを進めていけます。
デメリット
コピーライター講座のデメリットは費用がかかることです。
講座比較の項目でも各講座の受講料にふれましたが、安いものでも数万円、複数回のレッスンがあるものはおおよそ15～20万円ほどが目安です。
独学で学ぶよりは費用が大きくなることは留意しておきましょう。
コピーライター講座の口コミ
コピーライター講座の口コミでは、実際に活躍しているコピーライターから教えてもらえることや、修了した人が確かな実績を上げていることなどに関するポジティブなものが多く見られました。
ただし、中にはネガティブな口コミも。
例えば受講生が多い講座は個別の指導が難しいという点で不満に思う人もいるようです。
また、講座のペースが早く、自分のペースで勉強を進めづらいという声も聞かれました。
指導の手厚さや講座のペースに関しては、講座選びを工夫し、より自分に適した講座を受講することで、解決できる部分もあるかもしれません。
コピーライター講座のおすすめを徹底比較！価格・受講方法・特徴など
コピーライター講座は、コピーライターに必要な知識・技術を効率的に身に付けたい人にマッチしやすいと言えます。
ただし、検討する際はメリット・デメリットの両方を把握しておくことが大切です。
また、講座によって価格・受講方法・特徴などが異なるので、よく比較し自分に適したものを選びましょう。
