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【2025】おすすめITストラテジスト講座5選!講座の選び方や効果的な勉強方法も紹介

「ITストラテジストを学びたいけど、どの講座を選べばいいかわからない」と悩む方も多いでしょう。ITストラテジストは、高度情報処理技術者の中でも最上位に位置づけられる国家資格です。しかし、難易度が高いことでも有名で、特に午後IIの論述問題を乗り越えられずに不合格になる人が多いのが実情です。

そこで本記事では、おすすめのITストラテジスト講座5選をご紹介します。また、講座の選び方や独学の方法もあわせて解説しているので、「どこから勉強を始めればよいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

ITストラテジストとは

ITストラテジストとは、ITを活用した経営戦略の立案・推進を担う高度IT人材を認定する国家資格です。経済産業省の「情報処理技術者試験」のうち、上位に位置するレベル4に分類されており、単なる技術者ではなく、ITとビジネスを橋渡しできる戦略的な視点が求められます。

対象となる業務は、企業のIT戦略立案や情報システム構想の策定、新規サービスのIT企画など多岐にわたります。経営層や現場を巻き込んだプロジェクト推進能力も必要とされるため、実務経験と論理的思考力が問われる試験内容です。

企業内での評価も高く、情報システム部門やコンサルティング職のキャリアアップを目指す人におすすめの資格です。

ITストラテジスト試験について

ITストラテジスト試験は、情報処理技術者試験の中で上位に位置づけられる試験のひとつで、経済産業省が認定する国家資格です。試験では、ITに関する知識に加えて、経営視点でのIT戦略の立案・実行力が求められます。単なる技術スキルだけでなく、「プロジェクトの構想力」「経営課題に対するIT活用提案力」が問われる点が特徴です。

試験の構成と合格基準は以下の表を参照ください。

試験構成試験内容合格ライン
午前Ⅰ試験
  • テクノロジ系
  • ストラテジ系
  • マネジメント系
6割以上正答
午前Ⅱ試験
  • テクノロジ系
  • ストラテジ系
6割以上正答
午後Ⅰ試験
  • 情報システムから出題(記述式)
6割以上正答
午後Ⅱ試験
  • 情報システムから出題(論述式)
評価Aランク取得

なお、応用情報技術者試験などに合格済みの方は、午前Ⅰを免除することが可能です。ビジネスとITの両方を理解した人材として、戦略立案やコンサルティングに携わるキャリアを目指す方に適した試験といえるでしょう。

以下の記事では、基本情報技術者試験講座についても紹介していますのであわせてご覧ください。

【2025】おすすめ基本情報技術者試験講座7選!選び方や注意点も併せて解説

ITストラテジスト講座選びのポイント

ITストラテジスト講座選びのポイント

ITストラテジスト講座を選ぶ際は以下3つのポイントを留意しましょう。

  1. 論点ズレを修正できる添削の質があるか
  2. 再現性ある論文の型を教えてくれるか
  3. 受講料は合格までにかかる費用を基準に検討する

①論点ズレを修正できる添削の質があるか

ITストラテジスト試験の午後Ⅱ論文では、「設問の要求に対して的確に答えているか」が重視されます。そのため、文章がうまく書けていても、課題の論点からズレた内容になってしまうと、論理性があるように見えても評価されません。論点ズレは自分では気づきにくいため、講座選びでは添削の「回数」よりも「質」に注目することが重要。

誤字修正や文章表現のアドバイスだけでなく「この結論は設問の問いに対してズレている」といったフィードバックが返ってくる添削指導でなければ、午後Ⅱ対策として不十分です。添削サンプルが見られる講座を選ぶことで、自分の論文の弱点を客観的に把握できます。

②再現性ある論文の型を教えてくれるか

午後Ⅱ試験に合格するためには、知識量だけでなく「構成力」と「論理展開の筋道」が明確な論文が書けるかどうかが重要に。そのため、講座を選ぶなら「一定水準以上の論文を書けるコツや型」を教えてくれるのか、を判断基準とすると良いでしょう。

型とは、「現状の課題→対策方針→実施内容→成果・効果」といった論文構成のパターンを指します。各段落で書くべき内容、それぞれの段落の理想的なボリュームはどの程度か、を論理的に知っておくと論文としてまとめあげるスキルが習得できます。

再現性ある型を習得すれば、本番でわからないテーマが出ても慌てずに、自分の業務経験や知識を当てはめて論述できるようになるでしょう。

③受講料は合格までにかかる費用を基準に検討する

ITストラテジスト試験の受講を検討する際「この講座は高いか安いか」で選びがちですが、見るべきは「1年で合格できる設計になっているか」です。

受講料が安くても、午後Ⅱの論文対策が薄くて毎年落ちてしまえば、翌年の再受験費用、追加の教材費、時間と労力のコストが積み重なり、結果的に割高になります。逆に、受講料がやや高めでも、添削・演習といった支援が整っており、1年で合格できる可能性が高い講座であれば、コストは安く済みます。

「今いくら払うか」ではなく、「合格までにいくらかかるか」で講座の価値を判断することが、戦略的な選び方と言えるでしょう。

おすすめITストラテジスト講座5選

おすすめITストラテジスト講座5選

ここではおすすめのITストラテジスト講座を5つ紹介します。

強化学習セミナー名社名価格特徴・ポイント受講形式開催場所講座時間・回数教材・テキスト
ITストラテジスト講座スタンディング
スタンディング
38,500円~忙しい人向け、スマホ1台で完結オンライン全国なしWEBテキスト、スマート問題集
ITストラテジスト本科生・本科生プラスTAC
TAC
本科生:60,000円(Web)、67,000円講義映像付きオールインワンオンライン/通信全国全12回オリジナル教材一式
ITストラテジスト 初学者コース 

インソース
インソース

問い合わせ基礎から無理なく学べるオンライン全国なし出題範囲網羅テキスト
ITストラテジスト試験合格講座 

LEC
LEC

44,000円午後II論述・午後I記述に特化オンライン全国全16回LECオリジナル講義スライド集
ITストラテジスト スタンダードコース 

ITEC
ITEC

問い合わせ書籍とeラーニング併用オンライン全国なしアイテック書籍

①ITストラテジスト講座

ITストラテジスト講座

引用:スタディング

スタディングのITストラテジスト講座は、スマートフォンやタブレットでいつでもどこでも学習できる「スキマ時間活用型」のオンライン講座です。2022年開設以降、2年間で累計51名以上の合格者を輩出しています。

特徴は、1回5~15分程度に細かく分割された動画講義で、通勤や休憩などの短時間でも効率的に学習できる点です。また、動画視聴後すぐにスマート問題集で知識の定着を図れる仕組みや、AIによる復習機能、学習レポートによる勉強時間の可視化など、効率的な学習サイクルをサポートする機能が充実しています。

②ITストラテジスト本科生・本科生プラス

ITストラテジスト本科生・本科生プラス

引用:TAC

TACのITストラテジスト本科生・本科生プラスは、30年以上の教育実績を持つ資格の学校TACが提供する通信講座です。講師は実務経験豊富で、難しい理論や抽象的な経営戦略の概念も具体例を交えて分かりやすく解説してくれるため、理解が深まりやすいのが特徴です。

教材は試験の出題傾向に沿った内容で網羅されており、基礎から応用まで体系的に学べるカリキュラム構成となっています。特に、問題集や過去問解説が豊富で、実践的な演習を積み重ねることで本番に強い力が身につきます。

また、スマートフォンやPCでいつでも学習できるWeb通信講座も用意されており、仕事と両立しながら計画的に学習を進められます。フォロー体制も万全で、質問に対して迅速かつ丁寧に回答してくれるサポートが魅力です。

③ITストラテジスト 初学者コース

ITストラテジスト 初学者コース

引用:insource

インソースのITストラテジスト初学者コースは、ITストラテジスト試験を初めて目指す方や、基礎から学びたい方に最適な通信講座です。長年にわたり企業研修や資格講座を提供してきた実績があり、そのノウハウを活かした分かりやすい教材と講義が特徴。

本コースでは、ITストラテジスト試験の出題範囲を網羅したテキストと、専門用語を使わずに図解や具体例を多用した動画講義を提供しており、初学者でも無理なく理解を深められます。また、学習進捗管理機能や、理解度チェックテスト、過去問演習など、効率的な学習をサポートする機能も豊富です。

④ITストラテジスト試験合格講座

ITストラテジスト試験合格講座

引用:LEC

LECのITストラテジスト試験合格講座は、長年の資格試験対策実績を持つLEC東京リーガルマインドが提供する通信講座です。LECは幅広い分野の資格対策講座を展開しており、ITストラテジスト試験対策にも豊富なノウハウを持っています。

本講座では、試験範囲を網羅したテキストと、プロ講師による分かりやすい動画講義が用意されており、無理なく学習を進められる構成です。特に、午後試験の論文対策に力を入れており、論文の書き方や解答例、添削指導など実践的な対策が充実。

また、スマートフォンやPCでいつでも視聴できるWeb講義や、過去問演習、模擬試験など、本番に近い形で実力を試せるコンテンツも豊富です。

⑤ITストラテジスト スタンダードコース

ITストラテジスト スタンダードコース

引用:ITEC

ITECのITストラテジストスタンダードコースは、30年以上の教育実績を持つ通信講座です。ITECはIPA試験に強く、質の高い解答速報や教材、模擬試験を提供していることでも有名です。

本コースでは、試験範囲を網羅したテキストと、ベテラン講師による分かりやすい動画講義、豊富な問題集や過去問演習が用意されており、基礎から応用まで学べる構成です。特に、全国統一の模擬試験を受験できる点が特徴で、本番と近い環境で実力を試すことができます。

また、講師への質問が無制限にできる点も強みで、学習中に分からないことがあればすぐに解決できます。

ITストラテジスト講座選びの注意点

ITストラテジストは独学だと難しい?

講座を活用する際は、以下の2つのポイントに注意して選ぶことが重要です。

  1. 添削の質と頻度が多いか
  2. 本質を教えてくれるか

添削の質と頻度が少ないと危険

午後Ⅱの論述対策で重要なのは「他人に見てもらう機会をどれだけ持てるか」です。模範解答を真似るだけでは合格できません。理由は、試験で求められるのは単なる知識の羅列ではなく、「与えられたテーマに対して、自分の業務経験や戦略的思考を筋道立てて論述する力」だからです。

そのため、添削付き講座を選ぶ際は、「回数」だけでなく「内容の深さ」「添削者の専門性」「講師との対話の有無」なども確認することが重要です。

本質を教えてくれるか

多くの講座では「書き方」に重きが置かれがちですが、ITストラテジスト試験で評価されるのは、戦略立案や課題解決に関する考え方です。つまり、「どういう課題設定をすれば現実的か」「なぜその施策が有効なのか」を筋道立てて説明できるビジネス的視点が求められます。

そのため、講座を選ぶ際は、「文章の型」や「過去問の解答例」ばかりを教える内容ではなく、課題の背景や現場視点での分析、経営目線でのアプローチ方法まで含めて指導してくれるかを重視しましょう。

ITの基礎知識を身につけたい方は「ITパスポート試験」を受講するのもおすすめです。以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。

【2025】おすすめのITパスポート講座5選!失敗しない講座選びのポイントも解説

ITストラテジスト講座のメリット・デメリット

ITストラテジスト講座のよくある質問

ここではITストラテジ講座のメリット・デメリットについて解説します。

メリット

ITストラテジスト講座を活用するメリットは、合格に直結する戦略的な学びを体系的に習得できる点です。特に午後Ⅱの論述問題では、論点のブレや構成ミスを自力で修正するのが難しいため、講師からの添削や実践的な指導が効果的。

また、講座では過去問の解答だけでなく、IT戦略立案における実務的な視点や論理構成の方法なども学べるため、試験対策にとどまらず、ビジネススキルの底上げにもつながります。

デメリット

ITストラテジスト講座にはコストや時間の面でのデメリットも存在します。添削付きのハイレベルな講座は数万円〜程度の受講料がかかることが多く、金銭的な負担は大きくなることも。また、講座によってはスケジュールが固定されているため、本業や家庭の都合と両立しづらいケースもあります。

すべての講座が自分に合った内容とは限らず、「添削が浅い」「解説が抽象的すぎる」などの不満を感じる場合もあるため、選び方を誤ると期待した効果を得られない可能性もあるでしょう。

ITストラテジスト講座の口コミ

ITストラテジスト講座

普段の生活に勉強がすんなりと組み込まれ、家庭、仕事、プライベートいずれも勉強開始前と同じように過ごせました。特に午後IIの勉強方法はとても参考になりました。ほかの高度試験にも十分応用できると思います。

ITストラテジスト本科生・本科生プラス

システム再構築に関わるまでは情報処理関係の業務に関わったことが無く、未経験に近い分野であったが、そのようなスキルレベルの人にも考慮した教材やカリキュラムでした。また、講師の皆さんも気持ちのこもった講義をしてくださり、応援のメッセージなど勇気づけられることが多々あった。

ITストラテジスト講座についてのまとめ

ITストラテジスト試験は、高度な専門知識と戦略的思考力を問われ、特に午後Ⅱ論文の対策には独学では限界があります。確実に合格を目指すには、論点のズレを的確に修正してくれる指導や、初学者でも再現できる論文の構成型を教えてくれる講座を活用することが有効です。

また、講座を選ぶ際には単純に受講料の安さで判断するのではなく、「1年で合格に導いてくれる内容かどうか」という観点からトータルコストで考えることが重要です。本記事を参考に自分に合った講座を見つけ、効率よく実力を伸ばしてください。