みなさんはRubyというプログラミング言語を聞いたことがありますか?
Rubyは日本人が開発したオブジェクト指向スクリプト言語です。
Webサイトに限らず幅広く利用できる特性を持っており、ニュースアプリやグルメレビューサイト、価格比較サイトなどで実際に多く使われています。
この記事では、Rubyを学べる講座を価格やカリキュラムで詳しく比較し、それぞれの口コミも見ていきます。
Rubyが気になっている方はぜひ参考にしてください。
Rubyに必要なスキルとは
Rubyは、ソフトウェア技術者であるまつもとゆきひろが開発したプログラミング言語です。
「Ruby」という名称は、プログラミング言語「Perl」に由来し、製作者が好きなものの名前(Perl、Smalltalk、Eiffel、Ada、Lisp)の一部をまぜて作られました。
日本生まれのプログラミング言語として国際電気標準会議(IEC)で国際規格に初めて認証されています。
Rubyはオブジェクト指向スクリプト言語です。
フリーソフトウェアなので無料で利用することができるほか、非常にシンプルで書きやすいため、初心者にも扱いやすくなっています。
学び始める際に絶対に必要となるスキルはありませんが、HTML·CSSの基礎が理解できているとよりスムーズに進められるでしょう。
Rubyの講座を徹底比較
Rubyの講座をその特徴や価格、カリキュラムなどの面から比較して見ていきます。
セミナー名 | 社名 | 価格 | 特徴・ポイント | 受講形式 | 開催場所 | 講座時間・回数 | 教材・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Ruby on Railsコース | TechAcademy | 174,900円(4週間プラン) 229,900円(8週間プラン) 284,900円(12週間プラン) 339,900円(16週間プラン) | 学習を自分で進めると同時に、週2回担当講師からオンラインで指導を受けます。 | オンライン | オンライン | 7回(4週間プラン) 15回(8週間プラン) 23回(12週間プラン) 31回(16週間プラン) | 提供あり |
Rubyマスターコース | CodeCamp | 198,000円(2か月プラン) 308,000円(4か月プラン) 363,000円(6か月プラン) | 指導はすべてオンラインのマンツーマンで行い、予約は当日でも可、時間も自由に設定できます。 自分に合った講師を選べるほか、課題に合格するまで添削指導も何度でも受けることができます。 | オンライン | オンライン | 20回(2か月プラン) 40回(4か月プラン) 60回(6か月プラン) | 提供あり |
Railsキャリアコース | POTEPAN CAMP | 440,000円 | 自分のペースで学びながら、未経験者でもエンジニアになれるようしっかりサポートしてくれるエキスパート講座。 | オンライン | オンライン | 自由(5か月間) | 提供あり |
TechAcademy「Ruby on Railsコース」
TechAcademy(テックアカデミー)の「Ruby on Railsコース」は、現在の実力をもとに、効果的で無駄のないトレーニングメニューを設定した上で短期間で結果を出す講座です。
学習を自分で進めると同時に、週2回担当講師からオンラインで指導を受けます。
受講期間中に3つのアプリケーションのリリースを目指し、社会で通用するスキルを身につけます。
- カリキュラム:Ruby/Ruby on Rails、Git/GitHub、HTML/CSS3、Bootstrap等
- 受講方法:オンライン
- 回数:7回(4週間プラン)、15回(8週間プラン)、23回(12週間プラン)、31回(16週間プラン)
- 時間:30分/回 ※マンツーマン指導
- 料金:174,900円(4週間プラン)、229,900円(8週間プラン)、284,900円(12週間プラン)、339,900円(16週間プラン)
CodeCamp「Rubyマスターコース」
CodeCamp(コードキャンプ)が開いている「Rubyマスターコース」は、プログラミング未経験者でもRubyでのWebサービス開発までしっかりと学べる講座です。
フレームワークを使った効率的なWeb開発を実現し、フリマサイトや画像投稿サイト、いいね機能などの構築に役立てます。
指導はすべてオンラインのマンツーマンで行い、予約は当日でも可、時間も自由に設定できます。
自分に合った講師を選べるほか、課題に合格するまで添削指導も何度でも受けることができます。
短期から長期まで3つのプランがあるので自分に合った学習スタイルを選択できます。
自分のキャリアの相談もできるので、就職や転職にも強い講座です。
- カリキュラム:HTML、CSS、JavaScript、jQuery、Ruby on Rails等
- 受講方法:オンライン
- 回数:20回(2か月プラン)、40回(4か月プラン)、60回(6か月プラン)
- 時間:自由(7:00~23:40の間)
- 料金:198,000円(2か月プラン)、308,000円(4か月プラン)、363,000円(6か月プラン)
POTEPAN CAMP「Railsキャリアコース」
POTEPAN CAMP(ポテパンキャンプ)が主催する「Railsキャリアコース」は、自分のペースで学びながら、未経験者でもエンジニアになれるようしっかりサポートしてくれるエキスパート講座です。
期間中はいつでもオンラインで質問をすることができます。
一般的な講座との違いは、模擬プロジェクト開発期間があることです。
3か月の基礎学習の後2か月間現場に近しい技術環境で開発課題のみに取り組むことで現場レベルのプログラミングを習得できます。
また、様々なイベントや転職サポートも充実していて、Web開発企業への内定率は100%、転職後の定着率もとても高くなっています。
- カリキュラム:HTML·CSS·JavaScript基礎学習、Ruby基礎学習、Ruby on Rails基礎学習、模擬プロジェクト開発等
- 受講方法:オンライン
- 日数:自由(5か月間)
- 時間:自由※10:00~23:00の間でいつでも質問可能
- 料金:440,000円
Rubyの講座選びの注意点
Rubyの講座を選ぶ際に注意する点を確認していきます。
価格や利便性だけでなく、自分の性格やこれからのビジョンに合っているかをきちんと確認して、失敗のない選択をしましょう。
最後まで続けられる条件かどうか
せっかく学習を始めても、途中でやめてしまっては時間や費用が無駄になってしまいます。
カリキュラムを全部クリアするために、自分に合った講座かどうかを確認することはとても大切です。
その講座の学習スタイルが自習型なのか、先生がついてくれるのかの違いだけでも向き不向きは分かれます。
どの講座も学習時間の目安があり、その学習時間を確保できるかもチェックポイントのひとつです。
また、Rubyの講座の料金は基本的に高めに設定されています。
支払い方法や、分割払いができるかどうかも確認しましょう。
サポート体制
Rubyの講座は、対面以外にもオンラインや自習型など受講方法が多岐に渡ります。
わからないことをすぐに質問できるようになっているかどうかは、大きなポイントです。
中には講座終了後もサポートを継続し、役立つイベントを開催するスクールなどもあります。
就職や転職の支援
Rubyを就職や転職に活かしたいと考える人は多いでしょう。
就職や転職の支援まで行っているスクールも増えてきました。
中には多数の企業と提携し、限定求人を紹介してくれるスクールもあります。
その講座受講者の就職(転職)成功率などを見て参考にしてください。
Ruby講座のメリット·デメリット
ここではRuby講座を学ぶメリットとデメリットを紹介します。
メリット
Ruby講座を学ぶメリットにはどんなことがあるのか見ていきましょう。
Rubyは汎用性が高い
Rubyを使えるようになると、Webサイトに限らず、ゲームやアプリ、クローラーの開発等もできるようになります。
更に、Rubyは動作環境も非常に幅広いことから、様々にスキルを活かしていくことができます。
シンプルで勉強しやすい
前述したように、Rubyは日本人が開発したプログラミング言語のため、言語の原典が日本語になっています。
記述自体もとてもシンプルで、短期間での習得も可能です。
スムーズに学習を進めやすいプログラミング言語といえます。
数少ない専門家から学べる
Rubyはまだまだ指導できる人材が不足しています。
その中で専門とする人たちから学べ、直接質問や相談をできるのはRubyの講座の最大のメリットといえるでしょう。
デメリット
逆に、Ruby講座で学ぶデメリットにはどんなことがあるのか見ていきましょう。
講座数が少ない
Rubyを学べる講座はとても少ないのが現状です。
いろいろ比較したくても、特に対面などの場合は教室が見つかりにくいかもしれません。
そんな時はオンライン講座も検討してみてください。
オンラインであっても対面と同じように質の高いサポートを受けられます。
料金が高い
他のプログラミングの講座と比べると、Rubyの講座は比較的高めになっています。
それはやはり、現時点でのRubyのシェアの少なさと人材不足に依るところが大きいです。
しかし逆をいえば、Rubyを学び専門性を身につければ、人材としての需要はとても大きいということがいえます。
Rubyの講座の口コミ
Ruby講座のそれぞれの口コミは下記のようなものでした。
TechAcademy「Ruby on Railsコース」の口コミ
専属講師から定期的に指導を受けられることで理解が深まった、挫折しないで乗り越えられたといった声が多くあります。
自習ベースと直接指導のバランスがとてもよく、学習を進めやすいようです。
ただ、講師との相性の良し悪しはあるようで、合わない場合もずっと専属であることがきついという意見も散見します。
自分でスケジュール管理ができ、積極的に質問していける人に向いているといえるでしょう。
CodeCamp「Rubyマスターコース」の口コミ
人に流されず自分のペースで学習を進められるということに高い評価が多くあります。
また、わからない部分をすぐに講師の先生に質問でき解決できるため、最後までやり抜くことができるという声も多いです。
自習型の講座ですが、マンツーマンで画面共有し課題解決やコミュニケーションをとっていくため、孤独感も少ないようです。
POTEPAN CAMP「Railsキャリアコース」の口コミ
カリキュラムは想像以上に難しかったが、やり切った後には本当に力がついたという声が多数あります。
遅い時間まで質問可能なことは、仕事を続けている人にとってはとても大きなポイントといえます。
多くの人が、予想以上の数の企業を紹介してもらえたことを評価しているように、就職·転職にとても強い講座といえます。
Rubyの講座を価格や口コミ、カリキュラムなどで徹底比較したまとめ
Rubyを学べる講座を価格やカリキュラム、特徴などから詳しく比較してきました。
口コミをみると、それぞれの講座の特徴がよくわかります。
日本で開発されたシンプルなプログラミング言語Rubyは、その汎用性の高さから今後さらに必要とされ、シェアを拡大していくでしょう。
Rubyに興味がある方は、この機会にぜひRubyの講座で本格的に学んでみませんか?