ハングル語を習得すると、韓国の人と交流できたり、韓流スターがインターネットで発信している内容を理解できたりするなどのメリットがあります。
ただ、日本語とは表記も発音も違うため、どうやって学べば良いのかわからない人もいるでしょう。
そのような人は、ハングル語講座を利用すると良いです。
では、どのようなハングル語講座があるのか、おすすめを紹介していきます。
ハングル語に求められるスキルとは
ハングル語は、難しい記号ばかりというイメージを持たれやすいです。
しかし、実際は母音である10文字と、子音の14文字を合わせた24種類しかありません。
そして、文字によってそれぞれ音が決まっているので、24種類の読み方さえ理解できれば、ハングル語の文章を発音することはできます。
よって、ハングル語を構成する24文字を発音できることが、最初に求められるスキルです。
ただ、ハングル語は、文字を発音できるようになったとしても、その内容を理解できるとは限りません。
文章全体の意味を理解するには、単語やフレーズの意味を知る必要があります。
したがって、ハングル語で頻繁に出てくる単語や定型文の意味を覚えられるスキルも欠かせません。
また、自分でハングル語を使うために、24文字を書くと共に、発音できるスキルも必要です。
ハングル語は日本語とは異なる発音ルールとなっていて、日本語の「お」に当たる子音が2つあります。
その2つを発音で使い分けられるスキルを身に付けましょう。
ハングル語の講座4つを徹底比較
数あるハングル語の中でも、おすすめできるものを4つ、比較と共にご紹介します。
セミナー名 | 社名 | 価格 | 特徴・ポイント | 受講形式 | 開催場所 | 講座時間・回数 | 教材・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
韓国語コース | NOVA | 固定プラン
フリープラン
| 個人のレベルに合わせたカリキュラムとなっていて、初心者がハングル語の書き方や読み方から学んでいくことも不可能ではありません。 | オンラインまたは対面 | オンラインまたは対面 | ー | あり |
韓国語レギュラーコース | ECC外語学院 |
| 大きな声を出すことで、しっかり身に付けるという、独自の教授法を採用しています。 そして、ハングル語をしっかり身に付けるための韓国語レギュラーコースと、初心者向けの月払い 韓国語コース、オーダーメイドで内容を決められるマンツーマンレッスンから選択可能です。 | オンラインまたは対面 | オンラインまたは対面 | ー | あり |
Berlitz | Berlitz | 167,200円〜325,600円 | 初心者から上級者まで対応しているので、自身に合ったカリキュラムを受講できます。 そして、言語だけでなく、韓国の文化に触れながら学んでいくということが可能です。 | オンラインまたは対面 | オンラインまたは対面 | ー | あり |
K village | K village |
| 講師は全員ハングル語のネイティブで、日本語も話せます。 そのため、日本語で解説を受けながら、本格的なハングル語を学ぶということも可能です。 | オンラインまたは対面 | オンラインまたは対面 | ー | あり |
価格面で比較した場合、1回当たりのレッスン料が最も安いのは、K Villageです。
1月当たり2,200円の基本料金がかかりますが、それでも1回550円という安さがあるため、月に4,400円という安さで受講ができます。
その次に安いのは、NOVAです。
曜日と時間が固定かつ、グループレッスンを選ばなければならないという条件はありますが、1回当たり2750円で受講を続けられます。
選択肢で比較した場合、ECC外語学院が最も多いです。
異なるレベルに応じて、豊富な選択肢から選べます。
NOVA
様々な外国語講座を開いているNOVAの、韓国語コースです。
個人のレベルに合わせたカリキュラムとなっていて、初心者がハングル語の書き方や読み方から学んでいくことも不可能ではありません。
そして、駅前にある教室への通学と、スマートフォンやパソコンを使ったオンライン講座から選べます。
また、生徒最大8人のグループレッスンと、マンツーマンレッスンの2通りから選択可能です。
プランは曜日と時間が決まった固定プランと、自由に選べるフリープランがあります。
固定プランはグループレッスンの月謝が税込み11.000円、マンツーマンは21,000円です。
グループレッスンのフリープランは、月4回が10,000円、月8回が19,000円、月12回が27000円となっています。
マンツーマンは月4回が27,000円、月8回が50,000円、月12回が70,000円です。
ECC外語学院
大きな声を出すことで、しっかり身に付けるという、独自の教授法を採用しています。
そして、ハングル語をしっかり身に付けるための韓国語レギュラーコースと、初心者向けの月払い 韓国語コース、オーダーメイドで内容を決められるマンツーマンレッスンから選択可能です。
コースによって、オンラインと通学のいずれかに分かれます。
オンラインとマンツーマン以外は、グループレッスンになっているのが特徴です。
複数人とコミュニケーションを取ることで、しっかり身に付けられるようになっています。
月謝の価格は、韓国語レギュラーコースが22,294円、月払い 韓国語コースが11,880円、マンツーマンレッスンが22,000円です。
ベルリッツ
韓国の文化に触れたり、韓国旅行で使用したり、ビジネスに用いたりするなど、幅広い目的でハングル語を学べる講座です。
初心者から上級者まで対応しているので、自身に合ったカリキュラムを受講できます。
そして、言語だけでなく、韓国の文化に触れながら学んでいくということが可能です。
授業形式は、マンツーマンと、最大4人の少人数制から選択可能です。
料金は、完全オンラインのマンツーマンだと40レッスンが237,600円、教室とオンラインを選択する場合は325,600円です。
少人数グループは、40レッスンが167,200円、48レッスンは200,640円となっています。
K Village
通学とオンラインを選択することができる講座です。
講師は全員ハングル語のネイティブで、日本語も話せます。
そのため、日本語で解説を受けながら、本格的なハングル語を学ぶということも可能です。
プランは、クラスレッスンと、マンツーマンの個人レッスン、講師1人に対して生徒が2人のペアレッスンの3通りのコースが用意されています。
クラスレッスンは1回当たり550円、個人レッスンは4,400円、ペアレッスンは1人当たり2,200円です。
ハングル語の講座選びの注意点
ハングル語講座を選ぶ際には、注意しなければならないことがいくつかあります。
その中でも、特に注意すべきことを確認しましょう。
授業形式に注意
ハングル語講座を選ぶ場合、授業形式に注意しましょう。
講師1人に対して生徒が複数人のものと、マンツーマンで授業を受けられるものに分かれます。
複数人授業の場合は、価格が安くなる傾向がありますが、講師が付きっきりではなくなります。
そのため、常に発音の訂正をしてもらいたい、気になることがあったらすぐに質問したいという人は、マンツーマン形式を選びましょう。
価格の総額を比較すること
ハングル語講座を選ぶ場合、支払いを続けられることが条件です。
そのため、価格を比較して講座を選ぶ人もいるでしょう。
ただ、料金設定は講座によって異なります。
入会金が必要なところや、教材費が授業料と別になっているところなど、多種多様です。
よって、ただ単純に授業料だけで比較するのではなく、最終的にいくらかかるのか、総額を計算した上で比較しましょう。
目的に合った講座を選ぶ
ハングル語講座は、それぞれ目的が違うことがあります。
日常会話ができることが目標になっているところもあれば、ビジネスで活用できるレベルを目指す講座もあるなど様々です。
もし、目的に合っていない講座を選ぶと、求めていたハングル語のスキルが身に付かない、授業のレベルが高すぎて付いて行けないということになりかねません。
そうならないよう、目的に合っている講座を選ぶことが大切です。
ハングル語講座ごとのメリットとデメリット
ハングル語講座はそれぞれ、メリットとデメリットがあります。
選ぶ際の参考にもなるので、そのメリットとデメリットは把握しておきましょう。
NOVAのメリットとデメリット
講師が全員韓国人なので、ネイティブの発音を学べるのがメリットです。
そして、フリープランのオンライン講座を選択すれば、自宅や外出先など、幅広い場所で学べるというメリットもあります。
ただ、教室への通学を選択した場合、予約を取れないというリスクがあるのがデメリットです。
また、常に希望する講師の授業を受けられるわけではない点も、デメリットと言えるでしょう。
ECC外語学院のメリットとデメリット
コースの種類が非常に豊富で、自身の学習スタイルやレベルに応じて選べるのがメリットです。
そして、講師はバイリンガルあるいはネイティブで、自然なハングル語を使いこなせます。
そのため、本格的なハングル語学習だできます。
講師はハングル語だけでなく、韓国文化にも精通しているため、学びながら文化にも触れられるというのもメリットです。
しかし、比較的レベルの低いクラスが多めで、上級クラスは少ない傾向があります。
そのため、より高いレベルのハングル語を身に付けたい人にとっては、受講できる機会が少ないことがデメリットになるかもしれません。
ベルリッツのメリットとデメリット
講師は全員ネイティブの韓国人あるいはネイティブレベルの人なので、実践に近い形で学べるのがメリットです。
また、講師がしっかり指摘してくれるため、妥協をすることなく学習できるというメリットもあります。
ただ、全ての講師が優良とは限らず、相性の悪い講師もいるかも知れません。
そして、講師を選べないため、相性の悪い講師に当たってしまうリスクがあるのはデメリットです。
K Villageのメリットとデメリット
コストパフォーマンスの高さが大きなメリットで、金銭的な負担を抑えながら学習ができます。
個人レッスンを選択すれば、相性の良い講師の授業を受け続けることが可能です。
ランダムで決められることで、不安に感じることがないのもメリットと言えるでしょう。
その反面、講師のレベルに差があるのがデメリットです。
ネイティブであっても、教え方があまり上手ではない人もいます。
そのような人に当たった場合、変更はしてもらえますが、その手続きが面倒かもしれません。
ハングル語講座を利用した人の口コミ
ハングル語講座を選ぶ際には、実際に利用した人の感想を参考にすることも大切です。
そのため、講座ごとの口コミをご紹介します。
NOVAの口コミ
- 教室が衛生的できれい
- 相性の良い講師に出会えたので楽しく学べた
- 講師に差があるように感じる
などの口コミがあります。
ECC外語学院の口コミ
- 講師が非常に真面目で、真剣にハングル語を学ぶのに向いている
- 教室の雰囲気が良いため、ストレスなく学べる
- 独学で分からなかった部分をカバーできた
といった口コミがあります。
ベルリッツの口コミ
- カタコトではないネイティブの発音で、本格的に学べた
- 講師との相性があるので、講師を選べないのが厳しかった
- ビジネス目的だったので、レベルが高かったのが良かった
などの口コミがあります。
K Villageの口コミ
- 教室の雰囲気が明るいのが良かった
- より高いレベルを目指すには物足りない気がする
- 教室の構造か、他のクラスの声が聞こえてしまう
といった口コミがあります。
自分に合っていそうなハングル語講座を選ぶ
ハングル語を学べる講座は数多くありますが、それぞれカリキュラムの内容が異なります。
学習スタイルやスケジュールなども違うため、人によって向き不向きがあるはずです。
したがって、講座ごとの特徴をしっかり把握して、自分に合っていそうなものを選ぶようにしましょう。