プログラミング言語の中には、C言語というものがあります。
数あるプログラミング言語の中でも、習得の難易度が高い種類です。
そのため、C言語を習得するためには、講座を活用した方が良いです。
では、C言語を学べる講座にはどのようなものがあるのか、それぞれの特徴やメリット・デメリットと共に確認していきましょう。
歴史のあるC言語
C言語は、世界中で使用されているプログラミング言語のひとつであり、汎用性が高いのが特徴です。
幅広い場面で活用できるため、プログラミング言語が必要な場面で、積極的に使われています。
そして、1972年にアメリカで作られたという、長い歴史を持つのも特徴です。
現代で使用されているプログラミング言語には数多くの種類がありますが、その中にはC言語から派生する形で作られたものも少なくありません。
そのため、C言語をマスターできれば、C言語から派生したプログラミング言語の習得もしやすいです。
よって、様々な種類のプログラミング言語を使いこなすための基礎として、C言語を学ぶ人もいます。
現代では、C言語以外にも、有用なプログラミング言語が数多くあります。
しかし、比較的古いC言語は、そういったプログラミング言語に淘汰されず、一線で使用されることもあります。
C言語は、動作に安定性があり、処理速度が高いです。
さらに、数十年に及ぶ長い歴史で培われた、数多くのコードがあります。
そのコードを活用すれば、難易度の高いプログラミングであっても、比較的早い段階で完成させられます。
そのような強みがあるため、C言語は将来的にも使い続けられる可能性が高いです。
C言語を学べる講座を比較
セミナー名 | 社名 | 価格 | 特徴・ポイント | 受講形式 | 開催場所 | 講座時間・回数 | 教材・テキスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Cプログラマー養成コース | KENスクール | 306,900円 | プログラム開発初心者に対応したカリキュラムで、IT業界未経験の方でも無理なく学習していただけます。 | 通学 | 通学 | 60時間 | 提供あり |
C言語プログラミングコース | ピーシーアシスト株式会社 | 24回コース197,000円 28回コース222,000円 | C言語の基礎から個人レッスンでじっくり学習します。 | 通学 | 通学 | 3〜4ヶ月 | 提供あり |
C言語講座 | ISAパソコンスクール | 88,000円 | C言語だけでなく、プログラミング全般の基礎から学んでいくので、初心者でも、問題なく学ぶことができる。 | 通学 | 通学 | 6ヶ月 | 提供あり |
C言語研修・講座 | 株式会社イーテクノロジー | 3日間合宿コース63,800円 C言語マスターセット90,200円 | C言語の基礎から応用まで自分のスタイルに合った学び方ができる。 | 通学・オンライン | 通学・オンライン | 3日間〜6ヶ月 | 提供あり |
4つの講座を比較した場合、期間が最も短く済むのは、日本プログラミングスクールの3日間合宿コースです。
そして、期間の短さに伴って、価格も3日間合宿コースが最も安いです。
コースの選択肢としては、KENスクールと日本プログラミングスクールが、それぞれ3種類ずつと最多です。
そのため、数あるコースの中から、自身に合ったものを見つけたい場合は、その2つから探してみると良いでしょう。
KENスクール
株式会社シンクスバンクが提供しているKENスクールには、C言語について学べるコースが3種類用意してあります。
いずれのコースも、札幌や新宿など、複数の拠点にあるスクールに通学して学ぶ形です。
未経験者が対象に含まれるCプログラマー養成コースは、3ヶ月の間に60時間をかけて、基礎から応用までを一貫して学んでいきます。
Cプログラマー養成コースは、料金が税込み306,900円で、しっかり受講をすると、WindowsとLinuxのコンソールアプリケーションが作成できるレベルになります。
また、それとは別に、基礎と応用をそれぞれ学べるコースも用意されています。
基礎は6ヶ月30時間で価格が170,500円、応用は3ヶ月30時間で価格は170,500円です。
基礎は未経験者から中級者が対象で、Windows用コンソールアプリケーションの作成ができることが目標です。
応用は、基礎を修了したレベルの人が対象で、Linux用のコンソールアプリケーション作成を目標としています。
Winスクール
ピーシーアシスト株式会社が提供するWinスクールには、C言語プログラミングのコースがあります。
スクールに通学して学ぶ形で、1回辺りの授業は90分です。
そして、3ヶ月間の24回コースと、4ヶ月間の28回コースから選択可能です。
いずれも、C言語の基礎から学びはじめ、関数やデータ構造などについてひと通り学んでいく内容です。
24回コースは早い段階で習得したい人、あるいはWinスクール経験者向けで、28回コースはじっくりと学んでいきたい人が主な対象です。
入学金や教材費を合わせた価格は、24回コースが197,000円、28回コースは222,000円です。
ISAパソコンスクール
数多くのIT講座を開いているISAパソコンスクールには、C言語講座があります。
スクールへの通学が基本で、6ヶ月間で30時間の学習を行い、主にC言語の基礎を中心に学んでいきます。
C言語だけでなく、プログラミング全般の基礎から学んでいく内容となっています。
そのため、プログラミングに詳しくない初心者でも、問題なく学ぶことが可能でしょう。
価格は、受講料が88,000円です。
日本プログラミングスクール
株式会社イーテクノロジーが提供する日本プログラミングスクールは、C言語を学べるコースが非常に豊富です。
3日間合宿コースでは、1週間の事前学習を行い、3日間特訓を受け、1ヶ月半のフォローを受ける形となっています。
そして、通学とオンラインを選べるフリーパスポートでも、C言語を学べます。
13週間の受講期間中に、最大52時間学べるコースです。
通信学習の形式で学ぶのであれば、C言語マスターセットというものが用意されています。
6ヶ月をかけて、C言語の基礎から応用までを学習していくコースです。
いずれのコースも、3,300の入会金とテキスト代、受講料が必要です。
受講料は、3日間合宿コースが63,800円、フリーパスポートAが74,800円、C言語マスターセットが90,200円です。
C言語の講座を選ぶ際の注意点
C言語の講座を選ぶ場合、まずは自身のレベルに合っているかを重要視しなければなりません。
C言語講座には、初心者向けのものもあれば、中級者以上向けのものもあります。
もし、初心者が中級者以上向けの講座を選んだ場合、内容を理解できない恐れがあります。
また、中級者が初心者向けの講座を選ぶと、すでに知っている内容を学び直すことになりかねません。
そうならないよう、自身のレベルに合った講座を選びましょう。
そして、自身の目的に合致している講座を選ぶことも大切です。C言語講座は、基礎を学ぶことが主な目的のものや、C言語のスキルを就職に活かすことを考えているものなど、多種多様です。
よって、自身がC言語のスキルを身に付けてどうしたいのかを明確にしておいて、それに合っている講座を選ばなければなりません。
C言語講座のメリットとデメリット
KENスクールのメリットとデメリット
KENスクールは、内容が充実している上に、個別指導形式となっているのが大きなメリットです。
わからない部分でも講師が教えてくれるため、挫折することなく学習を続けられるでしょう。
ただ、その充実した内容に応じて、料金が高めに設定してあるのがデメリットです。
また、通学が基本なので、近くに校舎がなければ通いにくい点もデメリットと言えるでしょう。
Winスクールのメリットとデメリット
Winスクールは、個別指導を受けられるのがメリットです。
完全なマンツーマンではないものの、講師に近い環境で学習を進めていけます。
また、オプションとして、C言語と実務的な内容を組み合わせたカリキュラムに変更できる点もメリットです。
デメリットとしては、課題提出など、成果を見てもらう制度がないため、自らの進捗状況がわかりにくい点が挙げられます。
ISAパソコンスクールのメリットとデメリット
ISAパソコンスクールは、マンツーマンで指導を受けられるのがメリットです。
わからない部分が出てきても、講師にすぐ質問することが可能です。
そして、期間内であれば、自分のペースで学習を継続できるのもメリットです。
デメリットとしては、あくまでも基礎的な内容が中心であるため、レベルの高い内容は習得できない点が挙げられます。
日本プログラミングスクールのメリットとデメリット
日本プログラミングスクールは、早い段階で学習を終えられる点がメリットです。
3日間合宿コースを選択すれば、学習期間を他の講座よりも圧倒的に短くできます。
また、フリーパスポートを選択して、不定期に学習を進めていくことも可能です。
そのように、自分のペースや希望に応じて、コース選択ができるのも魅力です。
デメリットとしては、仕事紹介を受けられない点が挙げられます。
あくまでも、C言語について学ぶことのみを目的とした講座だということを覚えておきましょう。
C言語講座の口コミ
KENスクールの口コミ
KENスクールの講座を利用した人の口コミの中には、「内容が充実していた」「基礎がしっかり身に付いた」といった内容が多いです。
初心者もメインターゲットに含まれているため、基礎に関する評価が高めです。
Winスクールの口コミ
Winスクールには、「初心者でもわかりやすい内容だった」「サポート面が充実していた」などの口コミがあります。
そのため、C言語の習得に関して不安がある人でも、問題なく受講できるでしょう。
ISAパソコンスクールの口コミ
ISAパソコンスクールの口コミは、「講座の内容がわかりやすかった」「基礎が身に付いたと思う」「専門的な内容を学ぶには物足りなかった」といった内容です。
あくまでも基礎を学ぶことが中心の講座であるため、レベルの高いスキルを身に付けたい人には向いていないかもしれません。
日本プログラミングスクールの口コミ
日本プログラミングスクールの口コミは、「講師が優しく、緊張することなく受講できた」「難度の高いC言語を就職に使えるレベルまで学べた」などです。
また、「働きながらでも学べた」「自分のペースで学習できるのが良かった」といった口コミもあります。
複数の講座を比較して選ぶ
C言語を学べる講座には数多くの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
その中から、自身との相性が良い講座を選んだ方が、習得しやすいはずです。
そのため、講座は適当に選ぶのではなく、候補となる講座をひと通り比較して、厳選するようにしましょう。