「動画を作りたいけれど、撮影や編集に時間がかかる」「動画生成できるおすすめの生成AIは?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
近年は、テキストや画像をもとに動画を作成できる生成AI動画ツールが増えており、専門的な編集スキルがなくても短時間で動画を作れるようになっています。
そこで本記事では、動画生成ができるおすすめの生成AIツール7選を紹介しながら、生成AI動画の作成方法も画像付きでわかりやすく解説します。
動画生成AIとは?

動画生成AIとは、生成AIを活用して動画を自動で作成できる技術やツールのことです。テキストで「どのような動画を作りたいか」を入力したり、画像をアップロードしたりするだけで、AIが内容を読み取り、動きのある動画を生成します。
たとえば、「夕方の街を歩く人物の動画」のように指示を出すと、生成AIが背景・被写体・動き・雰囲気を反映した動画を生成します。動画制作にかかる時間やコストを抑えながら、アイデアを素早く形にできる点が、動画生成AIの特徴です。
動画生成AIでできること

動画生成AIでは、テキスト・画像・音声などの素材をもとに、目的に合わせた動画を作成できます。ここでは、動画生成AIでできることを3つ紹介します。
- テキストから動画を生成
- 画像をもとに動画を生成
- 音声データをもとに動画を生成
①テキストから動画を生成
テキストから動画を生成する方法は、生成AIにどのような動画を作りたいかを文章で指示して、映像を作成する機能です。被写体・背景・動き・雰囲気を入力すると、その内容に沿った動画を生成できます。
この方法のメリットは、撮影素材がなくても動画制作を始められることです。頭の中にあるイメージを文章にするだけで、生成AIが映像として形にしてくれるため、SNS用の動画や広告のラフ案、プレゼン用のイメージ動画を短時間で作成できます。
②画像をもとに動画を生成
画像をもとに動画を生成する方法は、静止画に動きを加えて動画化する機能です。たとえば、
- 人物写真に自然な表情や動きを付ける
- 商品画像にカメラワークを加える
- イラストや背景画像をアニメーションのように動かす
などができます。
この方法は、すでに商品写真やサービス紹介用の画像を持っている場合におすすめです。新たに撮影をしなくても、既存の画像を活用して動画コンテンツに展開できるため、制作コストを抑えやすくなります。
③音声データをもとに動画を生成
音声データをもとに動画を生成する方法は、ナレーションや会話音声に合わせて、人物の口の動きやアバターの表情、字幕付きの動画などを作成する機能です。
たとえば、録音した音声をもとにAIアバターが話している動画を作ったり、説明音声に合わせてスライド風の動画を生成したりできます。
また、音声から動画を作る方法は、文章だけでは伝わりにくい内容をわかりやすく届けたい場合にも向いています。ナレーションに合わせて映像や字幕を表示できれば、視聴者は内容を理解しやすくなります。
音声や音楽も生成AIで作成したい方は、以下の記事でおすすめのツールを紹介していますので、あわせてご覧ください。
動画生成ができるおすすめの生成AIツール7選
ここでは、生成AIを使って動画制作を効率化したい方に向けて、代表的な動画生成AIツールを紹介します。
| 生成AIツール | 無料利用の可否 | テキストで生成 | 画像で生成 | 音声で生成 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| Canva | 可能 | 〇 | 〇 | – | SNS・資料用の動画を手軽に作れる |
| Runway | 可能 | 〇 | 〇 | – | 映像品質とカメラ制御に強い |
| Adobe Firefly Video | 可能 | 〇 | 〇 | – | 商用利用を意識した動画制作に向く |
| Veo3.1 | 可能 ※条件付き | 〇 | 〇 | – | 音声付きの高品質な動画生成に強い |
| Luma Dream Machine | 可能 | 〇 | 〇 | – | 実写風・シネマティックな動画に強い |
| Pika | 可能 | 〇 | 〇 | – | SNS向けの短尺・エフェクト動画に強い |
| Synthesia | 不可能 | 〇 | – | 〇 | AIアバターの説明動画に強い |
①Canva

出典:Canva
Canvaは、デザイン初心者でも扱いやすい生成AIツールです。動画生成では、テキストで作りたい内容を入力することで、AIが動画クリップを作成できます。
CanvaのAI動画生成機能では、テキストから動画を作成できるだけでなく、同期した音声、会話、効果音を含む動画生成にも対応しています。SNS投稿やプレゼン資料に差し込む短尺動画を作りたい場合に使いやすいでしょう。
Canvaの生成AI機能について実務レベルで活用したい方は「Canva基礎セミナー」がおすすめです。Canva基礎セミナーでは、生成AI機能の活用に加えて、編集の方法や各種AIとの連携など、高精度な動画を生成するスキルを学習できます。以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
| セミナー名 | Canva基礎セミナー |
|---|---|
| 運営元 | GETT Proskill(ゲット プロスキル) |
| 価格(税込) | 29,700円〜 |
| 受講期間 | 2日間 |
| 受講形式 | 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング |
②Runway

出典:Runway
Runwayは、映像制作やクリエイティブ用途に強い生成AI動画ツールです。RunwayのGen-4 Videoは、入力した画像とテキストプロンプトをもとに、5秒または10秒の動画を生成できます。
また、Gen-4は参照画像と指示を組み合わせることで、被写体、スタイル、場所などの一貫性を保った画像・動画生成に対応しています。生成AIで動画を作る際に起こりやすい「人物や雰囲気が途中で変わる」といった違和感を抑えたい場合に向いています。
③Adobe Firefly Video

出典:Adobe
Adobe Firefly Videoは、Adobeが提供する生成AI動画ツールです。Text to VideoとImage to Videoに対応しており、テキストプロンプトや画像から動画を生成できます。Bロール、特殊効果、デジタルマーケティング用の動画制作などに活用できます。
また、Fireflyモデルで生成された動画は商用利用の安全性を重視して設計されている点も特徴です。企業の広告素材やブランドコンテンツで生成AI動画を使いたい場合、権利面や商用利用の扱いを確認しながら導入しやすいツールといえます。
④Veo3.1

出典:Google
Veo 3.1は、Google DeepMindが提供する動画生成AIモデルで、テキストから動画を作るだけでなく、画像をもとにした動画生成にも対応している点が特徴です。Text-to-video、Image-to-video、Text-to-audio+video generationに対応し、リアルな物理表現にも強いモデルです。
また、Veo 3.1は映像だけでなく、音声付きの動画生成にも対応しているため、会話や効果音、環境音を含む映像表現を作りやすい点も魅力です。
⑤Luma Dream Machine

出典:Luma AI
Luma Dream Machineは、テキストや画像をもとに動画を生成できる生成AIツールです。クリエイター、マーケター、企業、教育関係者向けの動画制作に活用できます。
特に、実写風の質感やカメラワークを活かした短尺動画を作りたい場合に向いています。画像から動画を作る用途でも使いやすく、商品画像やコンセプト画像に動きを加えて、SNS投稿や広告素材に展開しやすい点が魅力です。
⑥Pika

出典:Pika
Pikaは、SNS向けの短尺動画やユニークな映像表現を作りたい方に向いている生成AI動画ツールです。写真をもとに現実離れした動画表現へ変換できるPikaffects Appがあり、画像に対して「つぶす」「溶かす」「ケーキ化する」といった印象的なエフェクトを加えられます。
生成AIで動画を作るだけでなく、既存の画像や動画を加工して目を引くコンテンツにしたい場合に使いやすいでしょう。TikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsなど、拡散を狙う動画制作と相性のよいツールです。
⑦Synthesia

出典:Synthesia
Synthesiaは、AIアバターを使った動画作成に強い生成AIツールです。テキストを入力し、AIアバターに話させる形で動画を作れるため、顔出しをせずに研修動画、営業資料、マニュアル動画などを作成したい場合に向いています。
また、AIアバター機能のページでは、ストックアバターやカスタマイズ可能なアバター、コアエディター、160以上の言語での動画生成が可能です。生成AIで実写撮影の手間を減らしながら、説明型の動画を効率よく作りたい企業におすすめです。
画像付き|Canvaを活用した動画生成の方法

ここからは初心者でも活用がしやすい「Canva」を用いて、動画生成の方法を以下の手順で解説します。
- Canvaにアクセスする
- デザインを生成
- マジック生成で動画を生成する
①Canvaにアクセスする
まずはブラウザでCanvaを開き、ログインをしましょう。Googleアカウントを持っていればすぐにログインはできます。

②デザインを生成
ログインが完了したら、サイドバーにある「テンプレート」を選択します。すると以下の画面に移動するので、画面中央にある「動画」を選択します。

さまざまな形式があるので、自身の用途に合わせて選択しましょう。

③マジック生成で動画を生成する
次に編集画面で「マジック生成」をクリックします。以下のプロンプト欄に生成したい動画のテキストを入力します。今回は「犬の散歩をする男性」と入力します。

以下が生成された動画です。

編集が必要な場合は、そのまま編集も可能なので調整をしましょう。
以下の記事では、Canvaの生成AIについて使い方や注意点などを紹介していますので、あわせてご覧ください。
生成AIツールで動画を生成する際のコツ

ここでは、生成AIで動画を作る際に押さえておきたい3つのコツを解説します。
- プロンプトは詳細に書く
- 参考画像やキーフレームを活用する
- 音声・字幕・BGMの編集は生成後に行う
①プロンプトは詳細に書く
生成AIで動画を作る際は、プロンプトをできるだけ具体的に書くことが大切です。
たとえば「犬の動画」だけではなく、「夕方の公園で、白い犬が芝生の上をゆっくり走る。カメラは横から追いかけ、暖かい夕日の光が差し込む」のように書くと、生成AIが映像の方向性をつかみやすくなります。
動画では、被写体・背景・動き・カメラ・雰囲気のどれかが抜けると、仕上がりがぼやけやすいため、最初の段階で完成イメージを言葉にしておくことが重要です。
②参考画像やキーフレームを活用する
生成AIで狙った雰囲気の動画を作りたい場合は、テキストだけで指示するよりも、参考画像やキーフレームを活用すると仕上がりが安定しやすくなります。
たとえば、商品紹介動画を作る場合は、商品の写真を参考画像として使い、「カメラがゆっくり近づく」「背景の光が変化する」といった動きを加えると、商品イメージを保ったまま動画化しやすくなります。
人物、商品、ブランドカラーなどを崩したくない場合ほど、参考画像を活用するのがおすすめです。
③音声・字幕・BGMの編集は生成後に行う
生成AIツールのなかには、動画とあわせて音声や効果音を生成できるものもあります。ただし、広告動画や説明動画として使う場合は、音声・字幕・BGMまで一度に完成させようとするより、動画生成後に編集で整える方が品質を高めやすくなります。
編集機能を使えば、ナレーションの聞き取りやすさ、字幕の位置、BGMの音量などを後から調整できます。特にSNS向けの動画では、音声なしで視聴されることも多いため、字幕の見やすさは重要です。
動画生成ができる生成AIツールについてのまとめ
生成AIを活用した動画制作は、一部のクリエイターだけができるものではありません。テキストや画像を入力するだけで動画を作成できるツールが増えたことで、さまざまな場面で動画を使いやすくなっています。
ただし、生成AIツールはそれぞれ得意分野が異なるため、目的に合わないものを選ぶと、思ったような仕上がりにならないこともあります。生成AIで動画を作る際は、プロンプトの書き方や参考画像の使い方、生成後の編集まで意識することで、より実用的な動画に仕上げられます。


