画像生成AIは、入力したテキストのイメージに合わせて視覚的に表現してくれるツールです。
簡単な操作で、まるでプロのイラストレーターが描いたようなリアルでクリエイティブな画像を生成できます。生成された画像は、生成した本人の著作物となるため、個人でのSNS利用はもちろん、企業の商用利用も可能です。
この記事では、そんな魅力的な画像生成AIを無料で使えるおすすめサイトを8選ご紹介します。
実際に生成されたAI画像とともに、それぞれの魅力を詳しく解説するので、画像生成AIに興味がある方はぜひ参考にしてください。
画像生成AIとは?
画像生成AIは、テキストプロンプトをもとに画像を生成するAI技術です。
近年、画像生成AI技術を搭載したツールは増加の一途をたどっており、2024年3月15日にリリースされたChatGPT-4も画像生成に対応するようになりました。
このように、AI画像に対応するサービスは広がる一方ですが、「理想的な画像を生成できるAIツールが見つからない」という声も聞かれます。満足のいくAI画像を作成するためには、複数のツールの機能や生成結果を比較し、ニーズに最も合ったツールを選択することが重要です。
画像生成AIの基本の使い方
画像生成AIは、以下のような簡単な操作で使うことができます。
- 画像生成AIサイトにアクセス
- プロンプト入力欄に画像のイメージを入力
- 「作成」などのボタンをクリック
- 数十秒~数分で画像が生成される
- 使いたい画像を選択
- ダウンロードや共有機能を使って保存
画像生成AIは、同じテキストを入力しても毎回異なる画像を生成し、抽象的なテキストを入力した場合でも、AIがテキストからイメージを膨らませて、多様な画像を生成してくれます。
2024年4月には、人気の画像編集ソフト・Photoshopにも新生成AI機能が追加されました。
Photoshopの画期的な生成AI機能については、以下の記事で詳細な解説と使い方を紹介しています。ぜひご一読ください。
無料の画像生成AIおすすめサイト8選
それでは、無料で使えるおすすめの画像生成AIサイトを8選ご紹介しましょう。
各画像生成AIサイトの特徴とともに、「猫 アニメ風」とプロンプト入力し生成したAI画像も紹介します。ぜひ比較検討時の参考にしてください。
- Image Creator
- Copilot
- Canva
- ChatGPT-4
- Claude
- Fotor
- AI素材.com
- Wonder AI Art Generator
①Image Creator
Microsoft Bingが提供するImage Creatorは、上記画像のように繊細で色鮮やかな画像を生成します。一回のプロンプト入力で4つのイメージ画像を生成してくれるため、「多彩なアイデアから画像を選びたい」という方にもおすすめです。
こちらはOpenAIのDALL-Eモデルを採用しており、Microsoftアカウントがあれば誰でもログインできます。画像を生成する時間は約30秒で、画像生成の回数制限もありません。何度使っても無料で美しい画像を生成してくれるおすすめサイトです。
②Copilot
Copilotも、先ほどご紹介したImage Creatorと同様に、Microsoft Bingが提供するAI画像生成サイトです。Bingの検索画面を開き、検索バーの下にある「Copilot」をクリックすると、画像生成機能を利用できます。
基本的に、Image Creatorと同様の画像を生成しますが、生成される画像はやや淡く、線が細い印象を受けます。こちらも、一回の入力で4つの画像を生成してくれるので、より手軽にAI画像生成を試したい方におすすめです。
③Canva
Canvaは、デザイン作成サイトとして広く知られていますが、近年「マジック生成」という機能が追加されAIによる画像生成が可能になりました。わずか30秒で、上記のようにリアルな画像を4枚生成できます。
生成された画像はCanva上で直接編集できるため、デザインワークフローを効率化したい方におすすめです。なお、Canvaは動画生成にも対応していますが、無料版は5回までという利用制限があります。無料のCanvaで画像生成する場合、利用上限は50回です。
SNS広告は今やマーケティング戦略に欠かせませんが、SNS広告用画像や動画の制作、マジック生成を活用した画像制作でCanvaを使いこなすスキルを習得するなら、2日間で終了するCanvaセミナーがおすすめです。
これからCanvaを習得するなら、検討されてみてはいかがでしょうか。
④ChatGPT-4
ChatGPTの最新モデルであるChatGPT-4は、テキストやコードの生成に加え、画像生成機能も搭載されました。上記画像のように、わずか20秒で高品質な画像を生成できます。同様のDALL-Eモデルを採用しているImage Creatorと比較してみてください。
なお、無料でのChatGPT-4の画像生成機能は利用回数に制限があります。制限を超えChatGPT(GPT-3.5など)に切り替わると画像生成機能は利用できません。継続利用する際は、有料版を検討してください。
⑤Claude
Claudeは、SVGコードを生成し、そのコードを使って画像を生成します。
複雑なデザインや写実的なイラストには適していませんが、上記画像のように基本的な図形やアイコンなどの単純なグラフィックス作成はおすすめです。
SVGはベクター形式のため、サイズを変更しても品質が損なわれません。
また、生成されたSVGコードは、適切なSVGエディタを使用することで、色や形を簡単に編集することができます。
⑥Fotor
Fotorは、初心者からプロまで使えるオンライン写真編集&画像生成AIサイトです。
基本的な編集機能に加え、AIを活用した写真強化や自動オブジェクト削除ができます。
こちらも簡単なテキスト入力で、上記のようなAI画像を生成できますが、無料版の場合は4回のみしか画像生成できません。SNSでのシェアなどの諸条件移行をクリアすればクレジットが付与されますが、継続的に使いたい方は有料版への移行をおすすめします。
⑦AI素材.com
AI素材.comは、テキストを入力するだけで、オリジナルのイラストや写真を生成できるAI画像生成サイトです。「いらすとや」とのコラボ素材も豊富に用意されており、上記のようなリアルで可愛らしいイラストをブラウザ上で手軽に作成できます。
無料プランでは、20枚までの画像を生成できますが、一度のテキスト入力で4枚生成するため実質5回までが無料です。より多くの画像を生成したい場合は、有料プランの利用をおすすめします。
⑧Wonder AI Art Generator
Wonder AI Art Generatorは、アイデアをスピーディに画像化するAIアート生成サイトです。
上記のように、写真のような繊細でリアルな画像から幻想的なイラストまで、幅広い表現に対応しています。
無料版は、広告の表示、および生成回数の制限があるので、本格的に利用したい場合は有料版(Wonder PRO)へのアップグレードをおすすめします。なお、こちらは英語のサイトなので、利用時には内容をしっかり確認して進めてください。
おすすめの画像生成AIサイトを使う際の注意点
画像生成AIを利用する際には、生成する画像の著作権に注意しましょう。
AIモデルは膨大な画像データを学習しているため、「ミッキーマウス」や「ハローキティ」といった既存のキャラクター名をプロンプトに入力すると、学習データに基づいて類似画像を生成するケースがあります。
生成された画像の著作権は、基本的に生成者自身に帰属するため、既存の著作物と酷似した画像を商用利用した場合、著作権侵害のリスクを伴う可能性があります。
一部の画像生成Aサイト・ツールは著作権侵害の防止機能が搭載されていますが、場合によっては類似した画像が生成されることがあり、完全に防止できているわけではありません。
まずは、著作権に関する知識を深め、常に「著作権を侵害しないか」という点を意識しながら利用しましょう。
生成AIセミナー|ProSkilll
生成AIは、上記のようなリスクもありますが、安全な使い方、効果的な使い方を学習すると、業務効率化や製品性能向上などさまざまなメリットが得られます。
ProSkilllの生成AIセミナーでは、生成AIの活用術や著作権問題への理解を深め、さらに画像生成AIを使ったロゴやアイコン作成などの実践的課題を基に、実用的で効果的な使い方を学べます。
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詳しいスケジュールや申し込みに関しては、以下のページでご確認ください。
受講期間 | 2日 |
受講スタイル |
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受講料金 |
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以下の記事では、おすすめ画像生成AIセミナーを紹介しているので、ぜひ上記のセミナーと比較検討してみてください。
おすすめ画像生成AI利用時のトラブル対処法
画像生成AIのおすすめサイトはいくつもあり、本記事のように無料で使える人気ツールをおすすめしているコンテンツも数多くあります。しかし、中には「無料で使えるアプリ」と紹介していても、完全に無料で使えないケースもあります。
たとえば、インストール後に利用しようとした際に、自然と無料体験版へ進み、「無料体験版の期間完了後は自動で課金へ進む」との通告が表示されるなどです。この場合、慌てず以下のステップで対処してください。
- アプリのアンインストール
- 開発元の調査
- アプリのレビューを参照
- 消費者センターに相談
①アプリのアンインストール
アプリのアンインストールをすると、端末からアプリ自体は削除されます。アカウントが残ったままで個人情報の利用が気になる場合は、他の対策を講じましょう。アンインストールしても、必ずアカウントが削除されるわけではありません。
②開発元の調査
アンインストール後は、開発元を調べることをおすすめします。
具体的には、アプリの運営会社や公式ウェブサイトにアクセスし、問い合わせフォームやサポート情報がないか確認するなどです。これにより、アカウント削除の手続きを行える場合があります。
③アプリのレビューを参照
中には、開発元が分からずアプリの利用を中止できない場合もあります。
中国などの外国で作られたアプリによくある事例です。
この場合は、アプリのユーザーレビューをチェックするのもおすすめです。
アプリのユーザーレビューで、アカウント削除方法を尋ねているコメント探してください。返信で、削除方法を示しているケースもあります。
④消費者センターに相談
上記の対策で対処できない場合、地域の消費者センターに相談をおすすめします。地域の消費者センターが分からない方は、消費者センターホットライン「188」へ電話すれば、最寄りの消費者センターを案内してくれます。
外国のサイトやアプリの場合は、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)へ連絡しましょう。
ただしこちらは電話でなく、フォーム上での相談になるため、回答までに3~4日要します。
画像生成AIおすすめサイトについてまとめ
本記事では、無料で使えるおすすめAI画像生成サイトを8選ご紹介しました。画像生成AIに対応するサービスは増加の一途をたどりますが、利用する際には、著作権への理解、利用するツールの信頼性などに注意が必要です。
実際に無料のおすすめ画像生成AIとして紹介されていても、無料期間を経過したら自動で課金へ進むケースもあります。画像生成AIは手軽で便利なサービスですが、だからこそ利用に際して事前に適切な知識を持ち、慎重に利用することが大切です。
ProSkilllの生成AIセミナーでは、画像生成AIをはじめ、生成AI全般に対する適切な使い方、リスクも学習します。安心して画像生成AIを使うためにも、まずはプロの指導を受けてリスクや対処法を把握することをおすすめします。