画像編集ソフトとして多くの方が利用しているPhotoshopですが、無料で使い続ける方法があるのか疑問に感じる方もいるでしょう。
そこで、本記事では、Photoshopを無料で使い続ける方法や代替えソフト、安く使う方法などを解説します。画像編集ソフトを探している方やPhotoshopの費用を抑えて利用したい方は、ぜひ参考にしてください。
Photoshopを無料で使い続ける方法は?
結論からいうと、Photoshopを無料で使い続ける方法はありません。
しかし、7日間の無料体験を活用することが可能です。
まずは、Photoshopを無料体験について次の内容を解説します。
- 7日間の無料体験がある
- 無料体験終了後は有料に切り替わる
- Photoshopの無料版が使えるデバイス
以上について確認し、Photoshopを実際に使ってみましょう。
①7日間の無料体験がある
Photoshopの7日間無料体験では、有料版と同様にすべての機能を制限なく使えます。無料体験版の利用手順は以下の通りです。
- Adobe公式サイトにアクセスする
- 「無料で始める」ボタンをクリックする
- 希望するプランを選択する
- メールアドレスを入力してAdobe IDを作成する
- クレジットカード情報を登録する
- パスワードを設定する
- Adobe Creative Cloudアプリをダウンロードしてインストールする
- Photoshopをインストールして使用を開始する
この手順で、Photoshopの全機能を7日間無料で体験できます。プロジェクトの作成や画像編集など、実際の使用感を確かめてみましょう。
②無料体験終了後は有料に切り替わる
7日間の無料体験が終了すると、自動的に有料プランに移行します。主な有料プランは以下の通りです。
プラン名 | 月額料金(税込) | 利用可能な内容 |
フォトプラン | 2,380円 |
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Photoshopプラン | 3,280円 |
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Creative Cloudコンプリート | 7,780円 |
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参考:Adobe
上表のように、Photoshopは3つのプランで構成されています。利用可能なアプリなどが異なるので、有料版を選ぶ際は特徴を確認してみてください。
さらに詳しくPhotoshopの料金を知りたい場合は、次の記事も確認してみましょう。
③Photoshopの無料版が使えるデバイス
Photoshopの無料体験版は、デスクトップ版やWeb版、iPhone版、iPad版で利用できます。スマートフォンで利用したい場合は、後述するPhotoshop Expressの利用も検討しましょう。
旧Photoshopは無料で使い続けられる?
古いバージョンのPhotoshopを無料で使い続けることもできません。Adobeは2012年にクラウド型サブスクリプションモデルに移行しました。それ以前のCS版などの永続ライセンス製品はサポートが終了しています。
以前は、CS2版のダウンロードリンクとシリアル番号が公開されていました。しかし、現在そのリンクは機能していません。また、仮に入手できたとしても、最新のOSとの互換性に問題が生じる可能性が高いでしょう。
さらに、非公式な方法で入手した古いバージョンには、セキュリティリスクが伴います。マルウェアが混入している危険性もあるため、使用は避けてください。
Photoshop Expressなら無料で使い続けることが可能
Photoshop Expressは、Adobeが提供するスマートフォン向けの無料画像編集アプリです。Photoshop Expressについて、以下の点を解説します。
- 無料版でできること
- 高度な編集をする場合は有料プランへの加入が必要
スマートフォンでの画像編集を考えている場合は、Photoshop Expressについても確認しておきましょう。
①無料版でできること
無料版のPhotoshop Expressでも、多くの便利な機能を利用できます。主な機能は以下の通りです。
- 画像のトリミングや回転
- 明るさやコントラストの調整
- フィルター効果の適用
- テキストの追加
- 簡単な画像の合成
- SNS用のサイズ調整
参考:Adobe
これらの機能を使えば、日常的な写真編集のほとんどをカバーできるでしょう。特にSNS投稿用の画像編集に適しています。自動補正機能も搭載されているので、ワンタップで写真の印象を改善できます。
また、直感的なインターフェースにより、専門知識がなくても簡単に操作できます。なお、Photoshop Expressの特徴については、次の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
②高度な編集をする場合は有料プランへの加入が必要
より高度な編集やプロ仕様の機能を使いたい場合は、有料プランへの加入が必要です。有料プランでは、以下のような機能が追加されます。
- AIを使った背景除去
- ノイズ除去機能
- 高度な修復ツール
- RAW画像の編集
- 複数のエディターテーマ
参考:Adobe
これらの機能を使えば、より本格的な画像編集が可能になります。プロの写真家やビジネスでの使用を考えている方には、常に最新の機能を使える有料プランがおすすめです。
無料で使い続けられるPhoteshop代替えソフト5選
ここからは、無料で使い続けることが可能なPhotoshopの代替えソフトを5つご紹介します。
ツール名 | メリット | デメリット |
Canva |
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GIMP |
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Photopea |
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Fotor |
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Seashore |
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上表の各ツールをそれぞれ比較し、Photoshopの代替えツールとしての活用を検討しましょう。
①Canva
Canvaは、直感的な操作性と豊富なテンプレートが特徴のデザインツールです。プロでなくても簡単に美しいデザインを作成できます。
できること | おすすめな人 |
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②GIMP
GIMPは、オープンソースの高機能な画像編集ソフトウェアです。無料ながらPhotoshopに匹敵する機能を使えます。
できること | おすすめな人 |
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③Photopea
Photopeaは、ブラウザ上で動作するPhotoshopに似た編集ツールです。PSDファイルの編集にも対応しています。
できること | おすすめな人 |
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④Fotor
Fotorは、AI機能を活用した簡単操作の画像編集ツールです。基本的な編集から高度な加工まで幅広く対応できます。
できること | おすすめな人 |
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⑤Seashore
SeashoreはMac専用の軽量な画像編集ソフトウェアです。基本的な編集機能を備えつつも、操作の重さを抑えて動作します。
できること | おすすめな人 |
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Photoshopが有料でもユーザーが多い理由
Photoshopは有料でも多くのユーザーがいます。その主な理由は次のとおりです。
- 高性能な編集ができるから
- 常に最新バージョンを使えるから
- 複数人で共有できるから
- ほかのAdobe製品と連携できるから
- サポート体制が充実しているから
以上の理由を確認し、有料プランを選ぶかどうか検討してみてください。
①高性能な編集ができるから
Photoshopは、画像編集の分野で高性能なツールの一つです。具体的には、レイヤー機能や豊富なフィルター、高度な選択ツールなど、プロ仕様の機能を備えています。
最近では特にAIを活用した最新の機能が充実しています。たとえば、「オブジェクト選択ツール」を使えば、複雑な背景から被写体を簡単に切り抜けます。このような高度な機能により、ユーザーは創造性を存分に発揮できるのです。
なお、PhotoshopのAI機能については、次の記事でも解説しています。使い方や利用シーンなどを知りたい場合は、ぜひ参考にしてください。
②常に最新バージョンを使えるから
Adobeは定期的にPhotoshopをアップデートし、新機能を追加しています。サブスクリプション形式を採用しているため、ユーザーは常に最新バージョンを利用できます。
たとえば、2025年1月には「ライブ共同編集」機能のベータ版がリリースされました。このように、最新の技術や機能をいち早く体験できるのもPhotoshopの魅力の一つです。
参考:Adobe
③複数人で共有できるから
Photoshopは共有機能があり、複数人でデータの共有が可能です。PhotoshopがインストールされていないPCであってもWeb版で編集ができます。
コメントを残したり修正箇所をマーキングしたり、プロジェクトを複数人で進める際に有効な機能もあります。このような共有機能がPhotoshopを導入するメリットもあり、使われている理由の一つです。
参考:Adobe
④ほかのAdobe製品と連携できるから
Photoshopは、IllustratorやAfter Effectsなど、他のAdobe製品と緊密に連携しています。たとえば、Photoshopで作成した画像をIllustratorに直接取り込んで編集したり、After Effectsでモーショングラフィックスを作成する際にPhotoshopのファイルを使用したりも可能です。
この連携により、ワークフローが効率化され、制作時間の短縮につながります。
なお、illustratorについては、次のセミナーの受講もおすすめです。こちらのセミナーでは、初心者でも短期間でillustratorについて理解できるのが特徴です。会場やライブウェビナー、eラーニングから受講形態を選べるので、どなたでも受講が可能です。illustratorについての知識やスキルを習得したい場合は、このセミナーをぜひ受講してください。
⑤サポート体制が充実しているから
Adobeは、ユーザーに対して充実したサポートを提供しています。オンラインヘルプやチュートリアル、フォーラムなど、さまざまな形でサポートを受けられます。
また、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、機能改善に活かしています。このような手厚いサポート体制により、初心者からプロまで、安心してPhotoshopを使用できるのです。
Photoshopをできるだけ安く使い続ける方法
Photoshopをできるだけ安く使い続ける方法として、次の3点を解説します。
- フォトプランを選ぶ
- 年間一括払いにする
- Adobeの公式セールの時期に購入する
以上をもとに、有料版のPhotoshopを利用するときは購入方法を検討しましょう。
①フォトプランを選ぶ
フォトプランは、Photoshopを最も安く利用できるプランです。月額2,380円で、PhotoshopとLightroomが使えます。単体プランと比べると、約1,000円お得です。
Photoshopのみを使いたい場合や写真編集が主な目的なら、フォトプランで十分でしょう。ただし、ほかのAdobe製品は含まれていないため、用途に応じて選択しましょう。
②Adobeの公式セール時期に購入する
Adobeは公式セールを実施する場合があります。主なセール時期は、4月の新学期、8月の夏季、11月のブラックフライデーなどです。セール時は通常価格から20〜40%オフになることがあります。
また、定期的なキャンペーンでは、一部のプランが大幅値引きされます。セール情報やキャンペーン情報を定期的に確認して、お得に購入しましょう。
参考:Adobe
③学生向けや教職向けを選ぶ
Photoshopのプランでは、学生向けや教職向けの料金も設定しています。たとえば、Creative Cloudコンプリートプランで大幅な割引が適用されます。
ただし、購入資格を確認し、必要な証明書を提出するなど、適切に対応してください。
参考:Adobe
Photoshopの使い方や編集スキルを習得するには
Photoshopの使い方や編集スキルを習得する際は、次のセミナーがおすすめです。短期間でPhotoshopの基本操作から応用まで習得できます。
受講形態も選べ、会場、ライブウェビナー、eラーニングから選択が可能です。会場受講は東京や名古屋、大阪の主要都市になりますが、定期的に開催されます。
それ以外の地域に住んでいる方でも受講可能ですので、Photoshopを基礎から学んでみたい場合は、こちらのセミナーをぜひ受講してみてください。
Photoshopを無料で使い続けるのまとめ
Photoshopを完全無料で使い続けることはできません。しかし、無料体験や代替ソフトを活用すれば、コストを抑えて画像編集を楽しめます。
有料版を選ぶ場合も、適切なプラン選択やセール時の購入で費用を抑えられます。自分の希望に合わせて、最適な方法を選びましょう。
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