Photoshop®クリエイター能力認定試験は、グラフィックデザインに欠かせないPhotoshopの操作スキルを客観的に証明できる資格です。実践的なスキルの証明となるため、クリエイティブ業界への転職を考えている方に特におすすめです。
本記事では、Photoshop®クリエイター能力認定試験の概要について紹介します。また、資格合格のためのサンプル問題も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Photoshop®クリエイター能力認定試験とは
Photoshop®クリエイター能力認定試験は、サーティファイが運営するPhotoshopを使ったグラフィックデザインのスキルを認定する試験です。
実践に即した試験内容のため、学習を通じて実務に直結するスキルを身につけられます。
また、Photoshopがどのようなソフトなのか詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。基本的な機能やメリットについて解説しています。
試験日程・会場
Photoshop®クリエイター能力認定試験は「公開試験」と「随時試験」の2つの受験方法があります。公開試験はリモートWebテスト形式で実施され、自宅や会社から受験できます。
一方、随時試験は認定試験会場で実施され、指定の施設で直接受験が必要です。
公開試験は、2025年9月時点で2026年2月1日が最短の日程で、申込期間は2025年11月18日から2026年1月18日までです。随時試験の日程は、認定会場によって異なるため、会場ごとに確認する必要があります。
受験料
Photoshop®クリエイター能力認定試験は、以下のように級種ごとに受験料が異なります。
| 級種 | 受験料(税込み) |
| エキスパート | 8,800円 |
| スタンダード | 7,800円 |
上位資格であるエキスパートの方が、スタンダードよりも高めの設定となっています。
出題形式・範囲
出題形式は「知識」「実技」「実践」の3つがあり、エキスパートは知識と実技、スタンダードは実技と実践の形式で行われます。
また、試験では以下のような範囲が出題されます。
- ファイル操作
- 各種パネル、作業エリア
- カラーの選択、変更
- 環境設定
- 選択ツール
- 選択範囲の保存/編集、複雑な形状の選択範囲の作成
- 画像解像度とサイズ変更
- 画像の移動と変形
- カラーモード
- 色調補正
- カラーマネジメント
- ペイント系ツール
- レタッチ系ツール
- ペイント系コマンド
- レイヤーパネル
- レイヤーの応用
- パスの作成と編集
- シェイプ
- 文字ツール
- 文字パネル
- 段落パネル
- テキストレイヤー
- 基本的な修正や加工
- フィルターの応用
- 保存形式
- プリントとスキャナー
- 画像の最適化
- スライスの使用
- アクション
- 自動処理
- DTP
- Webデザイン
- 共通
細かな出題範囲はエキスパートとスタンダードで異なるため、自分が受験するレベルの試験内容を把握しておくことが大切です。
出題範囲を見てわかるとおり、試験合格にはPhotoshopの基本的な操作スキルが欠かせません。Photoshop基礎セミナー講習では、Photoshopの使い方を一から学べるため、試験に役立つスキルを効率的に習得できます。特にPhotoshop初心者でなにから勉強したらよいのかわからないという方は、ぜひPhotoshop基礎セミナー講習をチェックしてみてください。
試験時間
Photoshop®クリエイター能力認定試験の試験時間は、スタンダードなら130分、エキスパートなら140分に設定されています。スタンダードは午前10時から12時の間、エキスパートは午後1時から3時の間に開始されます。
試験は2部構成になっており、スタンダードなら1部が40分、エキスパートは50分、そして2部は共通して90分です。
難易度・合格率
Photoshop®クリエイター能力認定試験の2024年度の平均合格率は72.9%となっており、全体的に合格を目指しやすい試験といえます。合格率からもわかるとおり難易度はそこまで高くなく、基礎からしっかり学習していれば十分に合格可能です。
試験結果の通知方法
Photoshop®クリエイター能力認定試験の結果は、試験日からおおよそ1ヶ月後を目処に資格受付 ONLINEで通知されます。受験者全員に「試験結果のおしらせ」が発行され、合否を確認できます。
Photoshop®クリエイター能力認定試験の申し込み方法

Photoshop®クリエイター能力認定試験の申し込みは、受験方法によって異なります。
それぞれの申し込み方法について見ていきましょう。
公開試験
公開試験は、以下の手順から申し込みができます。
- 資格受付 ONLINEにアカウント登録する
- 資格受付 ONLINEのマイページから受験を申し込む
随時試験
随時試験は、以下の手順から申し込みができます。
- 資格受付 ONLINEにアカウント登録する
- サーティファイの「随時試験受験会場検索」のページから受験したい会場を選ぶ
- 会場に受験を希望する旨を電話やメールで連絡する
- 指定の方法で会場に受験申し込みをする
Photoshop®クリエイター能力認定試験を受けるメリット

Photoshop®クリエイター能力認定試験を受けるメリットは以下のとおりです。
- 実務に直結するスキルが身につく
- 転職に役立つ
- 昇給や昇進につながる
Photoshop®クリエイター能力認定試験を受けるメリットとして、実務で必要とされる操作スキルを体系的に身につけられる点が挙げられます。
さらに、未経験者や経験が浅い方にとっては転職活動時のスキル証明となり、採用担当者に対して即戦力としてのアピールにつながります。加えて、社内評価の指標として資格が考慮される場合もあるため、昇給や昇進のチャンスを広げる効果も期待できるでしょう。
Photoshop®クリエイター能力認定試験の勉強方法
Photoshop®クリエイター能力認定試験の勉強方法としては、以下のようなものがあります。
- 独学する
- セミナーで学習する
これらの勉強方法について見ていきましょう。
①独学をする
公式テキストの購入やサンプル問題集のダウンロードをすることで、独学でも試験の合格を目指せます。独学では自分のペースで学べるため、スケジュールに合わせて柔軟に勉強できるのが大きなメリットです。
さらに、コストを抑えつつ学習できる点も魅力です。
②セミナーで学習する

試験では実技能力を求められますが、独学では基本的な知識は身についても実践的なスキルは身につきにくいのがデメリットです。特に、ツールの使い方や写真補正の方法に関しては、しっかり押さえておかなければ合格は難しいでしょう。
Photoshop基礎セミナー講習では、これらの実践的なスキルをハンズオン形式で学べるため、効率的に試験対策ができます。また、講師から直接学べることで、わからない箇所をすぐに解決できるのも魅力です。
セミナーを利用して効率的にPhotoshop®クリエイター能力認定試験の対策を行いたい方は、ぜひPhotoshop基礎セミナー講習をチェックしてみてください。
セミナー名 Photoshop基礎セミナー講習 運営元 GETT Proskill(ゲット プロスキル) 価格(税込) 27,500円〜 開催期間 2日間 受講形式 対面(東京・名古屋・大阪)・ライブウェビナー・eラーニング
試験合格に活用できるPhotoshopのサンプル問題
サンプル問題を紹介します。試験では似たような形式で出題されるので、ぜひ参考にしてみてください。
問題1.肌のニキビを取り除いてください
以下の丸で囲んだ箇所のニキビを消す操作を行いましょう。

回答
コピースタンプツールを使用し、背景となじませることで自然に補正できます。まず、コピースタンプツールを選択し、Altキーを押しながら周囲のきれいな肌の部分をクリックしてサンプリングします。
その後、Altキーを離し、不要なゴミの上でクリックすると、選択した背景を上書きしながら違和感なく修正できます。

また、Photoshopの基本的な使い方については、以下の記事で解説しています。明るさ・色味の調整、画像サイズの変更などを紹介しているので、ぜひあわせてチェックしてみてください。
問題2.写真の周囲をぼかして一眼レフのような加工をしてください

以下の写真のオレンジを中心に、周囲をぼかして被写体を際立たせる操作を行いましょう。
回答
虹彩絞りぼかしを使うことで、中央をくっきり残しつつ周囲を自然にぼかせます。フィルターメニューから「ぼかしギャラリー」を選び、そのなかの「虹彩絞りぼかし」をクリックします。

中央のピンを被写体に合わせ、白い点をドラッグしてぼかしの範囲を調整しましょう。

最後にOKボタンをクリックすると、一眼レフのような立体感のある仕上がりになります。
問題3.文字の形に写真を切り抜いてください
以下の写真を「DESIGN」という文字の形に切り抜き、文字の中に写真を表示させましょう。

回答
クリッピングマスクを使用することで、文字の形に沿った写真の切り抜きができます。まず、文字ツールを使って「DESIGN」と入力します。
写真レイヤーを文字レイヤーの上に配置したら、写真レイヤーを右クリックし、「クリッピングマスクを作成」を選択しましょう。

すると、文字の形に沿って写真が切り抜かれ、写真が文字の中に表示されるようになります。

Photoshop®クリエイター能力認定試験でよくある質問
試験を受けるにあたってよくある質問をまとめました。試験前に確認しておきましょう。
Photoshop®クリエイター能力認定試験が意味ないといわれるのは、資格よりも実務経験や実際の制作スキルの方が重視されるためです。
しかし、転職活動の場では、資格がある方が最低限のスキルを備えているアピールになります。そのため、特に未経験からクリエイティブな職に転職を考えている方には、決して意味のない資格ではありません。
試験勉強に必要な学習時間はレベルによって異なります。初学者の場合、エキスパートなら約22時間、スタンダードは約24時間が学習時間の目安です。
集中的に取り組めば、1ヶ月以内の合格も十分可能です。また、Photoshopをある程度使った経験がある方であれば、さらに短い学習時間で合格を目指せるでしょう。
Photoshop®クリエイター能力認定試験についてのまとめ
今回は、Photoshop®クリエイター能力認定試験の概要について紹介しました。Photoshop®クリエイター能力認定試験は、Photoshopの実務的な操作スキルを客観的に証明できる資格です。
試験はスタンダードとエキスパートの2種類があり、公開試験と随時試験から受験方法を選べます。試験時間は130分または140分で、平均合格率は約7割と比較的挑戦しやすい試験です。
資格を取得することで、未経験からの転職やキャリアアップの際にスキルをアピールでき、昇給や昇進にもつながる可能性があるため、Photoshopを仕事で使う方は、受験する価値のある資格といえるでしょう。


